「閑静な住宅街を守りたい。経済振興のために住民が犠牲になってはいけない。区にはそれぞれ固有の事情がある」

2018.02.09

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

本年6月から解禁される「民泊」。

(民泊=空き家や空き部屋を一時的に借す事業。ホテルや旅館業でない一般の方でも事業が行える)

以前、ブログでもご報告しましたが、世田谷区議会でも関連条例が審議されることになります。

いよいよ保坂展人世田谷区長から議会に提案される条例案の中身が明らかになってきましたが、他自治体と比べると結構「ユルい」という印象。


第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域では、平日の営業は禁止(土曜、日曜、祝日の営業のみ可能。年間124日程度)。その他の地域では制限は行わない。

第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業地域なども実質「住宅街」という風になっているところが多々ありますが、そこには規制が入らない。平日も休日も民泊OKという条例案になっています。

しかも、先日明らかになった区長案では、「第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域」であっても、区長が認めれば、平日も民泊OKが書き加えられていました。

要は区長が認めれば区内どこでも、平日も休日もOKという条例です。

他自治体の例をみると以下。(2018.02.09朝日新聞報道より)

・住居専用地域は全面禁止(大田区)

・区全域で週末のみ(金曜正午〜日曜正午のみ)営業可能(目黒区)

・住居専用地域や学校周辺では全面禁止(兵庫県)

・住居専用地域での営業は観光客の少ない1〜2月しか認めない方針(京都市)

・住居専用地域は完全禁止(尼崎市)

・県に対し、町全域で営業を禁じる条例を制定するよう働きかける(軽井沢町)

世田谷区長は、なぜ世田谷区で民泊を広めたいのでしょうね。桃野は、同記事にある目黒区のコメントが世田谷区においても当てはまるのではないかと思うんだけど。

「閑静な住宅街を守りたい。経済振興のために住民が犠牲になってはいけない。区にはそれぞれ固有の事情がある」

民泊への対応、ご当地ナンバーへの対応(区民の声を聞かずに率先して、品川ナンバーから世田谷ナンバーへ)。

世田谷区と目黒区は、同じく住宅都市としての色合いが強い区ですが、区長の考え方一つで、対応が大きく異なってしまうものです。

先ずはごくごく限られた形でやってみて、「区民から苦情はない」「区にとって良いことばかり」ということになったら、規制を緩めるということでもいいんじゃないの?

 

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