言葉の意味を正確に理解しているか否かが「生死を分ける」こともあるのです。災害時、自治体の発信する情報に注意!

2016.09.21

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

今週は、月曜日に敬老の日、木曜日に秋分の日があり、いわゆる「秋のシルバーウィーク」ですが、雨が続くあいにくの天気。九州、四国では台風の影響で、死者も出る大きな被害が出てしまいました。

台風の災禍は恐ろしいもの。
8月にも台風10号で、高齢者グループホームで9名の方が亡くなる災害も起きています。新聞報道などを見ていると、この高齢者グループホームでは区市町村が発令する「避難準備情報」の意味が理解されておらず、これが被害を拡大させた大きな原因の一つとされています。

奇しくも、こうした言葉の意味を正確に理解しているか否かが「生死を分ける」こともあるという現実が浮き彫りになったとも言えます。自らの身を守るため、家族や周囲の人々とともに生き残るため、是非この期に、以下ご確認ください。

台風など、災害の発生が危惧される際は、自治体が発信する情報に注意!

災害の危険があり、人的被害が発生するおそれが高まった場合、区市町村(例えば世田谷区)から、該当する地域に避難を促す避難勧告等を発令します。避難勧告等には、「避難準備情報」「避難勧告」「避難指示」があります。

1)「避難準備情報」が発令されたら
人的被害が発生する可能性が高まった状況。
気象情報に注意しながら、立ち退き避難(注1)が必要か検討しましょう。
立ち退き避難が必要だと判断する場合は、その準備をしましょう。
避難に時間がかかる方は、この段階で避難を開始してください。

2)「避難勧告」が発令されたら
人的被害の発生する可能性が明らかに高まった状況。
避難が必要な方は、立ち退き避難を開始してください。

3)「避難指示」が発令されたら
人的被害が発生する危険性が非常に高い状況。
また、実際に被害が発生している場合も有り。
立ち退き避難をしそびれた方は、立ち退き避難をしてください。外に避難するのが危険な場合、すでに避難する時間がない場合は、建物の2階より上の、屋内の高いところで屋内安全確保(注2)をしてください。

世田谷区の場合、避難勧告等の情報は、下記の方法等で発信されます。

・Twitter
・世田谷区ホームページ
・災害・防犯情報メール配信サービス
・防災無線塔
・広報車
・エフエム世田谷
・緊急速報メール
・テレビ、ラジオ等

(注1)立ち退き避難
立ち退き避難とは、指定された避難場所や、避難場所以外の安全な場所、近隣の高い場所等へ移動すること。

(注2)屋内安全確保
建物内の安全な場所に移動し、安全を確保することです。土砂災害では、立ち退き避難が基本となりますが、屋外での移動が危険な場合などは、立ち退き避難すること自体が危険な場合があります。そのような場合、建物の2階などのより上階で待避することも考えられます。

お年寄りや身体の不自由な方は「避難準備情報」の段階で避難開始。
その判断が生死を分けることもあります。

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