toggle
世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2011-10-29

世田谷区、八幡山の放射能。「現場」の話。

LINEで送る
Pocket

世田谷区の放射能。
弦巻に続いて、八幡山でも放射線量が”異常に”高い場所がみつかりました。
なんと110μSvです。
既に、世田谷区からも詳細な情報が発表されており、マスコミによる報道がなされております。
世田谷区八幡山のスーパー敷地内にて、高い放射線量が測定されました。
今回も区民の方からの連絡によるものです。
私にも、測定されたご本人からではありませんが、28日の夕刻、「世田谷区内で放射線の高い場所がみつかった」との連絡を受け、区に確認しておりました。
その時点では、「区の職員も現場で測定をし、文部科学省にも調査を依頼している」旨の返答でした。
以前、放射性物質が発見された「弦巻の件」もあり、今回は区も迅速に対応が進んだのかもしれません。
区の対応を確認したのち、私も現場に急行しました。
しかし、その時点では、警察官が7人~10人ぐらいいたでしょうか。
パトカーは見える範囲で2台。
まだマスコミは到着していませんでしたが、現場は既に封鎖され、近づけない状態。
ものものしい警戒がなされていました。
私も現場で測定を試みましたが、封鎖され、かないませんでした。
現場の目の前に中学校があるので、先ずは子どもたちの状況が心配になり、すぐに、中学校付近を手持ちの測定器(HORIBA Radi PA-1000)で調査。
結果は0.10μSV~0.80μSv程度の数値で、先ずは安心いたしました。
その後、現場には近づけず、区に問い合わせても「もう文科省に預けているので、詳細はわからない」との返答(それもちょっとオカシイと思いますが・・・)。
現場を離れることにしました。

その後、10:00より区長の会見があるとのことでしたので、その内容を確認することとしました。
以下、区長より発表された要旨です。
(要旨)
本日夕刻、区民から「八幡山1丁目のスーパー店舗の付近で高い数値が検出されている」との連絡があった。
区で確認に向かったところ「周辺より異常に高い放射線量の数値」を確認した。
文部科学省の原子力安全課に連絡し、現場で計測を実施してもらった。
 文部科学省の測定によると、
・店舗の正面玄関付近は、建物から6m離れた地点、高さ1mで10マイクロシーベルト/毎時。
・地表で30~40マイクロシーベルト/毎時
・道路に接する地点では建物から60㎝離れた植え込みで、高さ1mで4・7マイクロシーベルト/毎時
・地表で110マイクロシーベルト/毎時
ただしこの数値は大変に高いので簡易測定機で誤差がある。
高い放射線量が検出されているの地点の周辺、近隣を測定したところ、影響は限定された地点であり、避難などの必要はない。
スペクトルメーターで計ったが「核種」を特定できない。
原因物は地中ではないかと推測される。
(要旨以上)
110μSV/時は驚くべき数値です。
また、地域住民が集まる「スーパー」での話。
しかし、現時点(29日の0:05)では原因については特定されておりません。
一刻も早い原因究明と原因の除去が求められます。
引き続きフォロー致します。
■ものものしい警戒。現場の様子です。
 

LINEで送る
Pocket

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です