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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2016-01-06

国民からすれば「政策無視、選挙目当ての動き」と批判を受けるのは必至でしょうね。政党の合従連衡。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今朝の新聞を見て、一番驚いたニュースがこれ。
(こちらは1/6日経新聞朝刊)
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ネットのニュースでも。
<維新>参院で元気と統一会派の調整

ちなみに参議院で一番大きな会派「自由民主党」は114人、野党会派で一番大きな「民主党・新緑風会」が59名。
「維新+元気」が一緒になったとしても11名ですから、いずれにしても「小さな会派」と言えるでしょう。
会派というのは、政党とは少し意味が違って、国会内で行動をともにするグループという意味です。
現在「日本を元気にする会」という政党に属するのは4名の国会議員で、4名が全て参議院議員。
実は「日本を元気にする会」に離党届けを出して自民党会派に移った議員が一人いるのですが、その議員の離党を認めず、かろうじて「国会議員5名以上」という「政党要件」を満たしているややこしい状況です。
つまり「裏技」で政党交付金をもらえる、政党要件を満たしつつ、実質的には元気の4名の参議院と、無所属の議員2名の6名で会派を組んでいる状態。
一方、参議院の維新の党は、党所属の5名の参議院議員で会派を組んでいる状態です。
そしてまたわかりにくいのが、上記の話は、国会の中の「参議院」の話であって、衆議院では民主党と維新の党が一緒に会派を結成していて「民主党・維新・無所属クラブ」という名前の会派になっています・・・。
政治のニュースをあまり見ない人にとっては、何が何やらわかりませんね。
いつものことながら、選挙の前には様々な政党の合従連衡が起こります。
今回の一件も、今夏の参議院選挙に向けた動きと解釈するのが当然の事。
国民から「政策無視、選挙目当ての動き」と批判を受けるのは必至でしょうね。
こういう政党の動きに辟易しているという国民の気持ちはよくわかります。
(桃野は政党に属さない無所属の区議会議員ですが)
でも、一方で、その批判は甘んじて受けつつ、議員は政治的な成果で支持を得て行くということも必要ではないでしょうか。
今年の夏の参議院選挙は、衆参ともに自公与党が圧倒的な力を持つことになるのか、その流れにブレーキをかけることになるのか。そういう選挙です。
でも、巨大与党に対抗し、国民に選択肢を示さなければ「そういう選挙」にもなり得ない。
党内に様々な意見の違いはあるけど、党内の議論を経て、決まった事には党の一員として従う。
そうやって与党に緊張感を持たせる勢力を作って行かないと政治家は鍛えられない、つまり政治の世界のレベルアップにはならない、この国がよくならないと思うんです。
自民党だって、改憲に積極的な人、消極的な人がいても一つの党。
どこまで基本政策をまとめるかは、それこそさじ加減だからズバッとは言え無いですが、世論との対話を繰り返しながら、わかりやすい基本政策をまとめつつ、政権交代可能な勢力を作って行って欲しいという気持ちです。
一国民として。

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