もしも川に落ちた犬を見たら?手を差し伸べるか、溺れさせるか

2014.12.13

連日、新聞やテレビでは衆議院選挙関連のニュースが報道されています。
論調はいずれも”自民党圧勝”を予想するもの。
選挙前は「原発の再稼働」「特定秘密保護法」「解釈改憲による集団的自衛権の行使」など、現政権にとって、決して追い風とはならない政策に国民の目は向いていました。
加えて、観劇会、ワイン、うちわなど政治家の清潔感を問われるスキャンダルも報道されました。
しかしながら選挙戦再終盤、報道されるのは”自民党圧勝”。
報道によっては「自民党単独で衆議院の2/3を取る可能性も」とも。

こういった報道に触れての私の率直な感想は「ちょっと信じられない」です。
政策評価というよりも、総じて今の野党は支持できないという有権者の思いが強いのでしょうか・・・

さて、もしも選挙の投票前に、「コアラ党圧勝、ライオン党は惨敗の予想!」とのニュースを聞いた時、皆さんの投票行動は何かしらの影響を受けるでしょうか。
事前の報道から受ける影響については、バンドワゴン効果、アンダードッグ効果が知られています。

■バンドワゴン効果
バンドワゴンとは行列の先頭の楽隊車のこと。
いわゆる”勝ち馬に乗る”という気持ちから産まれる現象をバンドワゴン効果と言います。
例えば、ある商品を買おうとした時に営業マンから「これが人気ナンバー1の商品ですよ」と勧められると、すごく魅力的な商品に見えることはありませんか?
選挙で言えば「コアラ党が強い」と聞くと、自分の投票が死票になるのを嫌って、コアラ党に投票してしまうと言った現象です。

■アンダードッグ効果
アンダードッグは負け犬の意味。
アンダードッグ効果は、いわゆる”判官びいき”を指します。
川に落ちた犬を見れば、手を差し伸べたくなるように、厳しい状況の人を見れば応援したくなると言った心理から産まれる効果。
「コアラ党は、そんなに強いの?だったらライオン党を応援してやろう」と考えてライオン党に一票を投じるという人もいますよね。

新聞は、事前の報道が有権者の投票行動に影響を与えることを避け、勝敗予想についてはオブラートに包んだ表現を使うことも多いです。

例えば
①コアラが圧勝
②ライオンが2番手
③キリンがライオンと僅差の3番手
④ゴリラは大きく離れて4番手
の予想の場合、記事では「コアラが優勢、ライオンとキリンが追い上げをはかる、ゴリラは厳しい状況」などの表現になります。

さて、選挙の結果は事前の報道通りになるのでしょうか。
投票日は12月14日(日)です。

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