昨日のブログから続きまして東近江市の”市民共同発電所事業”について

2014.07.15

昨日のブログから続きまして東近江市の”市民共同発電所事業”について。
地域住民が主体となって環境保全と地域活性化を目指す取り組みです。

平成21年、先ずは地元商工会議所が市内商工会などに広く参加を呼びかけ、「東近江Sun讃プロジェクト」がスタート。

■エネルギーも食料も地産地消
■創・省エネビジネスを通じた地域振興と環境発展
■市の次世代エネルギーパーク構想の推進と環境取り組み先進地への発展
■自然エネルギーを原資とした「地域内循環型経済」「低炭素社会」を実現
■長期的な地域経済活性化及び地域雇用安定化の推進

上記5つの「目的」を掲げての活動です。
(全体の脈絡がわからないと難しい言葉も含まれていますが・・・)

具体的に何をやっているか例を挙げると。

①公共施設等にソーラーパネルを設置して電力を生み出そう!(電力の地産地消)

②設置にかかる費用は、市民に出資を募ろう!(取り組みへの賛同を広げる)

③電力は売電する。売電益は地域の商店で使える地域商品券で出資者に配当(※)

④出資者は地域でお買い物

⑤地域で生み出した付加価値は地域経済の中で消費される

※配当は被災地に寄付、自治会費に充当など様々な例がある。

例)
「ひがしおうみ市民共同発電所一号機」
設置年月:平成15年12月
設置場所:八日市やさい村(農産物直売所)
設置主体:八日市やさい村市民共同発電所運営委員会
発電容量:5.99kW
設置費用:525万円(滋賀県からの補助金203万6千円)
資金協力件数:66件(出資54件、寄付12件)
資金協力額:一口5万円
年度別償還額:以下一覧表(一口あたり)

無題

こういった取り組みで、農産物直売所の屋根、地域FM局の屋根、福祉施設の屋根など、次々と”発電所”が増えています。
東近江市の市役所で伺った話では、いざ”発電所開設”の出資を募れば「出資金が集まらなかった例は無い」とのこと。地域の環境保全に対する意識の高さを強く感じます。

例えば、世田谷区で同種の事業を試みた場合、出資金はスムースに集まるのか否か。
他の都市ではどうか。
自然エネルギーのボリュームを増やしていく過程では経済性一辺倒ではなく、”どういった哲学を持つか”が大切だと再認識しました。
地域の目指すべき方向を示すのも地域のリーダーの大切な仕事です。

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