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2013-11-15

「原発の再稼働をやめるよう国に求める」に対する世田谷区議会、各議員の賛否

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本日は環境・エネルギー問題対策特別委員会。
区民の方から提出された「原発の再稼働をやめるよう国に求める陳情」の審査も行なわれました。
陳情の要旨は”世田谷区議会として、国へ「原発の再稼働をやめるよう国に求める意見書」を提出してほしい”というものです。
陳情を提出された方が、趣旨説明にもいらっしゃいました。
「区内の公園や河川敷等、区内でも未だ放射線量が高いところもある」「世田谷区が区立小学校5年生を対象に課外事業を行っている川場移動教室でも、いまだ放射線量が高い場所が有り、散歩やハイキングに適した環境になっていない」などの話も織り交ぜながら「福島第一原発の事故原因も未解明のまま原子力発電所の再稼働は行なうべきではないのではないか」との話をされました。
各議員からは、
「エネルギーの安定供給の面で正しい判断ができるか、区議会の判断を越えている」
「事故原因が解明されていない中、再稼働はするべきではない」
「国の議論を注視したい」
「原発ゼロでやっていけるというポートフォリオがないので再稼働せざるを得ない」
など、様々な議論が交わされた上で採決へ。
採決の結果は
【敬称略】
■不採択
自民(石川征男、上島よしもり、菅沼つとむ)
公明(津上仁志、平塚敬二)
■趣旨採択
生活者ネットワーク社民(てるや里美)
共産(中里光夫)
みんなの党行革110番(私、桃野よしふみ)
■継続審査
減税(あべ力也)
世田谷(ひうち優子)
あらた(佐藤美樹)

不採択:5名
趣旨採択:3名
継続審査:3名
※不採択は請願内容にNo、趣旨採択は趣旨を汲んでYes、継続は(本来の意味と異なり)実質的には”答えを出さない”という態度です。
ここで委員長が「本件は継続審査でよろしいか」と諮りましたが、私は挙手し「異議有り」としました。
継続審査と言っても、実際には”お蔵入り”で議論はされず、実質不採択と同じになるだからです。
委員長が私の”異議有り”を受けて「継続でよろしい方、挙手を」と多数決を求めたところ
 ■継続審査
減税(あべ力也)
世田谷(ひうち優子)
あらた(佐藤美樹)
に加えて生活者ネットワーク社民(てるや里美)が挙手。
(てるや議員は、先ほどは趣旨採択だったので、なぜ?と思ってしまいますが・・・)
結局、継続を主張したのが11名のうちの4名なので「継続」は少数となり、再度採決へ。
次は各議員「継続」という態度はとれず「趣旨採択」か「不採択」で態度を表明する必要があります
そして結果は
■不採択
自民(石川征男、上島よしもり、菅沼つとむ)
公明(津上仁志、平塚敬二)
減税(あべ力也)
世田谷(ひうち優子)
あらた(佐藤美樹)
■趣旨採択
生活者ネットワーク社民(てるや里美)
共産(中里光夫)
みんなの党行革110番(私、桃野よしふみ)
よって
不採択:8名
趣旨採択:3名
一回目の採決で「継続」とした、あべ力也議員、ひうち優子議員、佐藤美樹議員が不採択と表明し、この陳情は「不採択」となってしまいました。
小泉純一郎元首相の活動もあり、更に、脱原発へと世論が喚起されています。
区議会でテーマになることは、多く有りませんが、私も、脱原発にむけての気運を盛り上げて行きたいと思います。

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