脱原発依存の為にも

2011.06.10

 これまで日本は、電力の3割を原子力発電に頼っていました。
 今夏は、天然ガスを中心とした火力発電所の稼働率を上げ、不足する電力を確保するとともに、国民も節電に知恵を絞ることになりそうです。
 日本にある54基の原発のうち、震災時の揺れで停止した11基、菅首相の要請を受け入れて停止した浜岡原発の2基を含め、現在35基の原発が停止しています。
 
 定期検査で停止中の原発については、再稼働に対する地元の理解が得られるのか。
 そして、運転中の19基の原発についても来年夏までには法で義務付けられている定期検査の時期を迎えます。
 来年の夏に、日本の全ての原発が止まっていることだって十分ありえます。
 電力の供給のため、短期的には火力発電に頼らざるを得ない状況ではありますが、今後、いかにして新エネルギーにシフトしていくのか。
 日本国民が真剣に考えなければいけない課題です。  
 日本の発電量に占める自然エネルギーの割合は、一番大きな水力発電を含めて全体の9%程度。
 今後、太陽光発電や風力発電による電力を増やしていくことが必要です。
 しかしながら、こういった発電方式の最大の弱点は「不安定」であること。
 雨や曇りの日、風の無い日など、電力の供給が、天候に大きく左右されてしまいます。
 そんな中、にわかに注目を集めているのが蓄電池です。
 
 天候の良い日に発電した電力を大量に貯めておくことができたら。
 自然エネルギーの活用が一気に進む可能性があります。
 現在、蓄電池の製造コストは一般的なリチウムイオン電池で1キロワットあたり10万円~20万円。周辺設備を加えると、家庭用の蓄電池で1台100万円を超える価格になります。(2011.06・09日経新聞より) 
 普及を進めるためには、安価に蓄電池を作り出すための技術、また大容量の蓄電池を開発する技術が求められます。
 電気自動車を、走る蓄電池として家庭でのバックアップ電源にするといったアイデアも研究中の模様。  
 是非この分野において、日本の技術が先頭を走ってもらいたいと願っています。

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