税の徴収猶予の特例制度と連携すれば可能では?新型コロナ禍の給付金は「困っている人に早く」の姿勢で取り組むべき。

2020.05.14

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日は企画総務委員会。

「令和2年度世田谷区一般会計補正予算(第一次)」など、12件の議案審査と2件の報告がありました。

今回の補正予算は、新型コロナ禍での「特定定額給付金」「子育て世帯への臨時特別給付金」「住居確保給付金」に関する予算で、その額954億7千8百万円です。(95,478,936千円)

この補正予算は、全委員が賛成、全会派一致の可決となりました。(桃野も含めて)各委員からは、一人10万円の給付金を出来る限り速やかに全区民に給付するよう取り組んでほしいとの意見が出されました。

今日の委員会では区側から、報告事項としても「特定定額給付金事業の実施概要について」の説明があったのですが、これは前回の委員会で桃野が求めた内容にも触れたもの。

桃野は、前回5月4日の企画総務委員会にて、他自治体の例を挙げ「緊急度の高い方は優先的に10万円給付を」と対応を求めたのですが、その際、所管課長は以下の答弁をしています。

・今のところ世田谷区ではその対応は考えていないが、何らかの形で早められるか検討している

・次回の委員会で中身が示せるよう検討を進めたい。

こちらは参考ブログ↓

新型コロナ対策、一人10万円の給付金。「困っている度合いの強い人から先に」と区長が決めれば良いだけの話なのに

そして、本日(5/14)の企画総務委員会では、一人10万円の特定定額給付金について、新たに以下、区側から説明が加わりました。

■配慮を要する方への対応

1)配偶者等からの暴力を理由とした避難事例

例えば、家庭内で配偶者から暴力を受け(ドメスティックバイオレンス=DV)、自宅から逃げている、離婚はしていないという方。

2)施設入所者等児童等及び虐待により施設等に入所措置等が取られている高齢者、障がい者

例えば、家庭内で虐待を受け、施設に避難している子どもら。

1)の方々については、5月15日、2)の方々については、5月19日を目処に申請書の先行発送をし、早期給付の実現に努めるとのこと。

これについては、桃野の提言を一部だけでも取り入れて給付事務が進むということ。これはこれで良かった。
とはいえ、経済的な理由における早期給付については前進なし。全くのゼロ回答でした。世田谷区、なんでやらないんだろう。

今日の委員会でも重ねて求めましたが、方法はいくらでもあります。あまり手続きが煩雑になると返って事務作業が滞る懸念があることもわかります。

でも「やれる範囲」は確実にあるんです。

今日、桃野が具体的に提言したのは「特別区民税・都民税等の徴収猶予の特例制度」事務と連携しての方法。

税の所管は財務部納税課、給付金の所管は特別定額給付金担当課ですが、縦割り意識を変えて取り組めば難しいことではありません。

新型コロナウィルス感染症の影響により納税が困難な納税者に対して、無担保、延滞金なしで税の徴収を猶予する仕組みが始まります(国により4月30日に関係法令が交付、施行)。

この税の徴収猶予の特例制度を使うには、申請書の他に「収入や現預金の状況がわかる資料」を提出してもらう仕組みになっていますから、世田谷区役所を通じて、この制度を利用する方々に対し、同じ資料を使う仕組みで、一人10万円の給付金について早期給付ができる。

桃野のこの提案に対して、区側は「検討はしてみますが、、、、」と言った雰囲気でした。さて、どうなるか。

新型コロナ禍の各給付金については、役所内の各所管をまたいで「困っている人にはなるべく早く」の姿勢で取り組んでもらいたい。

こんなことは、区長が役所に対して「困っている人から先に対応を」と号令をかければいいだけの話。やれることはまだたくさんあります。

世田谷区長、こんな危機に際しても、私的なツイッター(区の公式見解は「あれは保坂展人氏の個人ツイッター」)を、区政と関係ないことも含め頻繁に更新中。

ツイッターで遊んでないで、組織の長としての実のある指示を、頻繁に役所内に出して欲しいと思うのは桃野だけではないはずです。

 

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