各家庭から出るごみはどこへ行く?実は東京都の最終処分場はあと50年でいっぱい。もうごみの受け入れ先はありません。

2020.02.10

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

先週の金曜日(2/7)、世田谷区議会の会派メンバーで「中央防波堤の埋立処分場」を訪問し、視察・調査を行なってきました。

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我々の会派が研究している「ごみ問題」に関連して。

さて、皆さんが日々排出するごみはどのように処分されているかご存知でしょうか。

例えば、世田谷区など東京23区にお住まいの方が出したごみは以下の流れを辿ります。

・各家庭でごみが排出されます。

・そのごみを収集、運搬するのは各区の仕事。

・収集したごみは23区は合同で設立している「東京23区清掃一部事務組合」の清掃工場へ運び込まれます。

・世田谷区には、世田谷清掃工場と千歳清掃工場の2つがあります。各清掃工場は以下を参照ください。

■画像は東京23区清掃一部事務組合のサイトより

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・ごみは可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、それぞれ別々に処理。

・可燃ごみは燃やして灰に。不燃ごみは細かく破砕。粗大ごみは可燃系と不燃系に分け、可燃系は細かく砕いて燃やし、不燃系は細かく砕く(鉄は回収)。

・各清掃工場で行うのは「中間処理」と言われる工程。「灰」と「細かく破砕されたごみ」を最終処分しなけれななりません。

・この最終処分をされる場が東京湾の埋立地。最終処分として海へ持っていき埋めるのです。

■こちらは東京都環境局のサイトから。

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東京都では、これまで東京湾にどんどんと埋立地を作り、ごみを処分してきましたが、実はもうこれが限界に達しようとしています。

上の図と下の写真を合わせて見て頂きたいのですが、埋立地で航路を防ぐことはできませんから、もう埋め立て場所が無いという状況なんです。(白い点線が航路、上の図で示す7の部分が最後の埋め立てとなります)

見通しとしては、埋立地はあと50年で「満タン」と言うのが東京都の見解。

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今回の視察でも、東京都の担当職員は「50年で一杯になります。ごみを減らしてこれを一年でも長く先延ばしにするしか今のところ方法はない」旨をはっきりとおっしゃっていました。

この手の話で、50年ってそんなに先の話では無いですよね。しかも首都直下地震で大量に災害ごみが発生した場合はあっという間にごみの行き場がなくなる可能性もあります。

大都市東京は、これまで「ごみ戦争」と言われる歴史も経てきましたが、いよいよ最終処分場があと50年でいっぱいと言われるところまで来ているんです。

東京都も23区も、真剣に対策を考えなければいけない時期に来ています。我々の会派は世田谷区議会からこのごみ問題を取り上げ、政策提案につなげていくべく調査、研究を進めているところです。

先ずは来週から始まる世田谷区議会本会議、会派の代表質問(大庭正明幹事長が登壇)にご注目ください。

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