経産相「選挙区内の葬儀で香典」で辞任。議員からの中元、歳暮、香典、お祝い等、あらゆる贈り物は違法行為になります。

2019.10.26

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

このところ又世間を騒がせていた「政治家の醜聞」は、現役大臣の辞任という事態に至りました。

菅原一秀経産相が辞表提出 寄付・香典めぐる疑惑指摘】(朝日新聞)

公職選挙法では、選挙区内の有権者にモノ、カネを送ることは厳しく制限されています(寄付行為の禁止)。これは政治家であれば、誰しもよく知っていること。

ところが菅原一秀経済産業大臣(57)は、過去に選挙区内の有権者にカニ、メロン、みかんなどを贈っていたと報じられ、さらに菅原氏の公設秘書が有権者に香典を渡していたと報じられました。

政治家(桃野のような地方議員も含めて)は、有権者への贈り物はダメ。普段からお付き合いのある方へのお中元、お歳暮であってもアウトです。ちなみに年賀状すらアウト(答礼で手書きなど一部OK)。

お葬式のお香典や、結婚式のご祝儀も基本的にはアウトなのですが、お葬式や結婚式に自身が出席するのに手ぶらというのは社会通念上さすがにおかしかろうということで、自身が出席する場合はOK。代理の人間に持参させるのはアウトです。

主催者側が指定する会費以上の金額を会費として渡したり(会費2,000円の会合に、5,000円入りの封筒を持参など)、主催者側が会費制としていないのに「会費」と書いた封筒で、お祝い金を渡すのもアウトです。

今回、週刊文春が「菅原氏の秘書が代理で香典を持参する様子とされる写真」を報道するや、菅原氏は「秘書が香典を出した」と認め、更に「翌日の葬儀には自らが参列し、香典を出した。遺族からすると二つ届いていたということで、一つ戻ってきた」と釈明していますが、これはどういうパターンであれば「ギリギリセーフか」ということを熟知しているからの釈明と言えるでしょう。

菅原一秀経産相辞任 「週刊文春」記者が目撃した香典手渡しの決定的瞬間】(週刊文春オンライン)

話は戻りますが、有権者に贈り物をしてはいけない、本人参列以外でお香典やお祝いを出してはいけない、というのは当然、こうした行為が「票をモノやカネで買う行為」となるから。

桃野も世田谷区内で、町会・自治会、高齢者クラブ、その他地縁団体、地域団体のお祭りや会合に参加する機会がありますが、その際「○○議員はお祝いを持ってきた。桃野は持ってこないのか」のようなことを言われたことがあります。

そう言われてしまうと、怯んでしまう人もいるのかもしれませんが、桃野は、公職選挙法の定めを無視して「お祝い」を持参したり、代理の者に持参させたりするようなことは致しません。

そんな時ははっきりと「申し訳ありません。会費制の会合であれば主催者側から指定された会費をお支払いします。お祝いは違法行為なのでお渡しできません」と申し上げています。

菅原氏は、練馬区議会議員、東京都議会議員を経て、衆議院議員。衆議院当選6回で経済産業大臣の座を手に入れた方。いわばこれまで長い長い議員生活を送ってきた方です。

地方議員時代から贈り物、お祝いは当然のものとして繰り返してきたのかもしれませんね。そうだとすれば「政治家の悪しき習慣の権化」のような存在と言えるのではないでしょうか。そういう方はレッドカード。即刻ご退場願うべきだと思います。

senkyo_wairo

 

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