福山市では民間人材を兼業・副業限定で「戦略推進マネージャー」として採用しています。月4回勤務で報酬は・・・

2019.07.14

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

先進事例を学ぶため、その政策に取り組む各自治体を訪問。

最後は福山市へ。

(豊橋市、過去ブログ)(神戸市、過去ブログ)(姫路市、過去ブログ

福山市では〈「攻めの行政」への転換〉を掲げ、様々な取り組みを進めています。

その一環として、

・自前主義からの脱却

・既存の考え方にとらわれない発想

・スピード感

をテーマに、民間人材を「戦略推進マネージャー」として採用しています。

採用といっても市との雇用関係の無い「委嘱」という形。

地方公務員法の適用外で、週1日、月4日程度の勤務となります。

報酬は2万5千円/日、別途交通費、宿泊費。

基本的には、兼業・副業限定で、他の仕事の一線で活躍していている人材を役所に取り込もうという試みです。

福山市役所の企画制作部長のお話では、他の仕事で活躍している人材、特に大都市で活躍している一線級の人材を福山市役所で雇用するのは難しい(中々来てくれない)、そういう中で今のやり方は良いと考えているとのことでした。

第一回目の募集は2017年11月15日から12月12日まで行われ、395人の応募があり、その中から5名が採用されています。

反響が、とても大きかったと言える結果ですね。

前出の部長曰く。

・採用された5名も含め、応募された方の多くの方は報酬の多寡ではなく行政組織の中で「こんなことをやりたい」という思いを持っている方

・5名の方には、民間ノウハウを生かして、新たな切り口での課題解決・戦略・施策の立案に取り組んでいる。

・一人の方が持つ、外部のネットワークが大きな価値を生むことがある。

・「スピード感」など、民間人材・役所、それぞれ違いに戸惑いがありながらも成果が出ている。

福山市役所でもうまくいっているという実感があるのでしょう。

今春、2019年3月20日から4月9日まで新たに「MICE誘致ディレクター」の人材募集を行ったところ、263名の応募があり、1名採用したそうです。

民間ノウハウを取り入れ、具体的な仕事に落とし込むため、公共部門も様々な手法を取り入れていますね。

世田谷区は大都市圏(東京の中)にある自治体ですから、民間で活躍する優秀な人材の知識、経験、人脈などを活用するに福山市よりも有利な立場にあると言って良いでしょう。

手法はそれぞれの自治体にあった形があるとは思いますが、「民間の良いところは積極的に取り入れる」という考え方については世田谷区も積極的に検討すべき。

こうした点についても、議会からはこれまで何度も政策提言が出ていますが、現区政は非常にそれらに対して消極的に見えます。

福山市役所の事例も含め、世田谷区長は、もっとその利点に注目すべきだと考えます。

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