政策は「エピソード」ではなく「エビデンス」に基づかなければ。EBPMへの取り組みについて。

2019.07.13

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

先進事例を学ぶため、その政策に取り組む各自治体を訪問。

神戸市から姫路市へ。

(神戸市の取り組みは過去ブログを参照ください)

姫路市役所では「ICT活用による業務改善に向けた取り組み状況について」をテーマに色々と教えていただきました。

神戸市での取り組みでも根っこの部分の「課題」は同じですが、行政をスリムに効率良く。限られた人材と限られた財源で、組織としてより良いパフォーマンスを示さなければなりません。

現在、姫路市では以下の業務改革が進められています。
(一部を例示)

・AI、RPA(Robotic Process Automation)の活用

・FBPM(Evidence Based Policy Making)の推進

・オープンデータの推進

・データ利活用型職員の育成

RPAは今、取り入れる自治体がどんどん増えていますね。

パソコン操作で行っている単純・反復作業を自動化することで、職員の負担を他の業務に振り分け、更にその作業における人為的ミスを減少させます。

効率化の例として、よく挙げられるのが保育所入所選考へのAI活用。

きょうだいや同居する祖父母の有無、労働時間など各家庭のさまざまな状況、保護者の希望に基づいて職員が時間をかけて割り振っている選考作業を、ロボットにより自動化する試みが各地で進んでいます。

職員による、延べ数百時間の作業がたった数分で終了という事例もあるよう。

これまでRPAについては、世田谷区議会でも区長サイドに提案されていますが、残念ながら世田谷区では具体的に導入の動きはありません。

そしてEBPM(Evidence Based Policy Making)。

何かのエピソードから政策をつくるのではなく、政策効果の測定に重要な関連を持つ情報や統計等のデータを活用して目的を定め、政策を作ろうということ。

これ、世田谷区政においてもとても重要な視点です。

世田谷ナンバー=区長の思い入れが強すぎる=統計の常識を逸脱したアンケート実施、が象徴例ですが今の世田谷区政にはあまりにも「エビデンスベースド」の意識が低すぎるという事例が多い。世田谷区長の視線を通じたエピソード重視。

姫路市では「データ利活用型公務員の育成」を掲げ、民間事業者による研修などを行っていますが、世田谷区でも是非こうした取り組みを具体的に進めるべきだと考えます。


こちらは姫路市議会の議場。右側は姫路市の市旗で、空飛ぶ「しらさぎ」がモチーフだそう。姫路市にある国宝姫路城は別名「しらさぎ城」ですね。

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