世田谷区の「子どもの生活実態調査」。小5、中2ともに「困窮層はスマートフォンを長時間利用している」の結果に。

2019.06.08

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

世田谷区が行った「子どもの生活実態調査」の結果が、区サイトで報告されています。

調査は、2020 年度からの「子ども計画(第 2 期)後期計画」策定の前段階として、世田谷区の子 どもの生活実態を把握するために、実施されたもの。 子ども・保護者に対するアンケート調査、支援者に対するヒアリング調査から構成されています。

今後世田谷区は、調査結果をもとに、子どもの貧困対策の全体像を定め、重点的に取り組むべき施策を含め、総合的な対策を講じていくことになります。

報告書では世田谷区から委託を受けた首都大学東京の「子ども・若者貧困研究センター」によって、子どもの生活(食、所有物、体験、子どもに関する支出など)、子どもの学び、子どもの人間関係と居場所、子どもの自己肯定感、子どもの健康状態、 保護者の状況(健康状態、成育環境、子どもとの関係、相談相手の有無など)、制度・サービスの利用についての現状と生活困難や世帯構成との関連が分析されています。

興味のある方は、是非こちらからご覧ください。

内容は多岐にわたりますが、桃野が興味深かった調査結果の一つが、子どもの情報機器(スマホ、タブレット、PC)の利用状況。

子ども本人に「パソコン」「タブレット」の利用時間をきいたところ、「ぜんぜんしない」の割合は

・「パ ソコン」小学 5 年生 59.6%、中学 2 年生 53.7%、

・「タブレット」小学 5 年生 48.8%、中学 2 年生 52.9%

約半数の子どもたちが「パソコン」「タブレット」を利用していないという結果。

一方「スマートフォン」 については、小学 5 年生は 57.6%が「ぜんぜんしない」と半数以上が利用していませんが、中学 2 年生においては 「ぜんぜんしない」は 19.6%。

そして、これらの情報機器の利用時間が「毎日 2 時間以上」と答えた子どもは、小学 5 年生では「パソコン」は 2.9%、「タブレット」は 4.8%、「スマートフォン」は 4.1%。

中学 2 年生は、小 学 5 年生に比べて、全ての機器において利用時間が長くなっていて、「毎日 2 時間以上」は「パソ コン」では 7.4%、「タブレット」は 8.6%、「スマートフォン」では 30.9%。

「スマー トフォン」については、中学 2 年生の 58.2%が毎日 1 時間以上利用しているとの結果です。

多くの中学生にとって、もはやスマートフォンは生活に欠かせないものになっているよう。

そして、桃野が意外だったのは、生活困難度の高い層(困窮層など)は、一般層よりもこれら情報機器を利用する傾向があり、その利用時間も長いという結果。

「スマートフォン」については、小学校5年生、中学校2年生の両学年とも生活が困窮するほど「毎日 2 時間以上」利用している子どもの割合が高くなっています。さらに、小学 5 年生においては「ぜんぜんしない」の割合が、生活が困窮するほど低下。中学 2 年生の困窮層の 53.9%が「毎日 2 時間以上」スマ ートフォンを利用しているという結果になっています。

塾や習い事に行ってないので、自由にスマホを操作する時間があるからなのかな。

桃野には「スマホの利用時間」において、一般層と困窮層で有意な差があるというのは意外な結果でした。

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