世田谷区の教育長ら教育部門の幹部は、児童の保護者らに、なぜこのような「上から目線」「子ども扱い」なのか。

2018.11.29

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

世田谷区議会は現在、定例会の会期中、桃野は今回も一般質問を行いました。

今回の一般質問で取り上げた内容について、今日から何回かに分けてブログでご報告してまいります。

今日は「世田谷区、教育所管の隠蔽体質の改善」を求めて行った質問についてです。

以前もブログで取り上げましたが、世田谷区立小学校に務める教師が路上で女性の胸を触ったという痴漢行為で逮捕されました。

その際の世田谷区の対応は問題であり、今後は改めるべきではないかとの趣旨の質問です。

この教師は6月3日に逮捕されました。教育長の表現を借りると「路上で抑えられた、事実に間違いない」という状況だったそうです。

教師が勾留中の6月5日、区の教育指導課長と校長は相談の上、教師が出勤できない理由は「体調不良とする」と決め、5日には児童に体調不良と説明、その翌週、12日には保護者に「教師が体調不良のため副校長が担任を変わる」旨のプリントを配布したと言います。ちなみに病気休暇の手続きもプリント配布の同日12日に為されました。

この虚偽説明を含む対応については、当初から教育長も承知していたようです。つまり教育長が「教師は痴漢で逮捕されて出勤できないから、出勤できない理由を体調不良ということにしよう」と決めたということ。

そのような説明を受けた児童や保護者はきっと、教師の体調を心配し過ごしていたでしょう。しかし教師が学校に来られないのは本質的には処分確定までの謹慎ということだったのです。

事件から約4ヶ月後、9月25日に東京都教育委員会から懲戒処分が発令され、それが新聞等で報道されると区は、翌26日から児童や保護者に対して初めて「痴漢で逮捕」の事実を伝えていますが、その際に保護者から「もっと早く知らせてもらうこともできたのではないか」と声が上がったと言います。

「先生が痴漢で逮捕された」その事実を小学校低学年の児童にどのように伝えるかについては、頭を悩ませるとして(桃野は決して嘘の説明がいいとは思いません)、保護者にまで虚偽の説明をするとは、世田谷区の教育所管は自分たちのことを何様だと思っているのでしょうか。

こんなことをしていては、学校と保護者が信頼関係を築くことなどできないでしょう。

本来であれば、保護者には当然「逮捕されたので学校に来られない、勾留が解けても処分が確定するまで出勤させない」と正しく説明すべきではなかったのか。もし教員をかばいたい気持ちがあるとしても「逮捕はされたが起訴されるかどうかはまだわからない」とでも説明すべきではなかったのか。そして、児童に、その事実を伝えることや、その伝え方についてはむしろ、保護者と積極的に相談すべきではなかったのか。

例えば、動揺を抑えるため、少し時間をおきたい、新しい担任が決まってから児童には話したい、などということがあれば、「先生は個人的な理由で学校で来られない、理由はもう少ししたらお話ししますね」などの言い方もあったのでは。

今回の教育長ら、世田谷区の対応は教育的にも不適切であったと考えています。桃野は、今後類似のケースが起きた場合、同じ轍を踏まないためにも議会で取り上げました。

ところが、区側から帰ってきた答弁はまたもや「自分たちは間違ってない」の一点張り。

答弁の趣旨は以下のようなものでした。

・教師の逮捕については、許されないことであり重く受け止めている。

・事件発生の状況把握が正確にできてなかった故の対応。

・児童の発達段階を考慮して最善の対応をした。

・教師の処分を出す東京都の教育委員会の公表まで、詳細な情報をお知らせできなかった。

しかし、この答弁おかしいですよね。それに、質問の趣旨から意図的に答弁をずらしています。

教育長は痴漢行為、逮捕ともに事件発生直後から「間違いない」と確証を持っていたことは桃野の一般質問の前に区議会文教委員会で明らかにしています。

そして、児童への配慮を言っていますがそれなら保護者対応は何?保護者に対しても完全に上から目線、子ども扱いといったところでしょう。保護者から「なぜ本当のことをもっと早く言ってくれなかったんだ」と声が上がるのも当然です。

最近の、世田谷区の教育所管は問題が多いです。そしてその問題を指摘しても一切、改善しようとしないことも更に問題。今回の一般質問では教育所管に関わることを他に幾つか問いただしています。そちらは次回以降のブログで。

質問の様子は以下の動画でご覧いただけます。ぜひご確認ください。

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