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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2018-02-11

昨日は地元の区立小学校で「ゲストティーチャー」を務めました。子ども達、真剣に聞いてくれました。楽しかった!

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
昨日は地元の区立小学校で「ゲストティーチャー」を務めました。
対象は小学校6年生の120名ほど。
「総合的な学習の時間」の中で「職業しらべ」という課題があり、一時間目、二時間目に6名のリレー方式でお話をさせていただきました。
裁判官、医師、薬剤師、銀行員(アナリスト)、区議会議員(桃野)、TVドラマの演出家。どなたのお話も面白く、桃野も興味深く皆さんのお話を拝聴しました。
桃野も選挙で「選ばれて務める(ことができる)」という経験が、何か子ども達の役に立つのかな。立たないかな。役に立つといいな。という気持ちでゲストティーチャーとして皆さんの前に立たせていただきました。
子ども達に伝えたかったのは「議員の仕事」ということのほかに「主権者」としての私。
文部科学省の言葉を借りれば「主権者として社会の中で自立し、他者と連携・協働しながら、社会を生き抜く力や地域の課題解決を社会の構成員の一人として主体的に担うことができる力」を育む一助となればと思って。
話したことを概ね以下のようなこと。

皆さんは、6年生だから、もう将来なりたい仕事について考えている人もいるよね。
毎年、日本生命という会社が子ども達の「大人になったらなりたい職業」を調査しています。昨年の調査では、男の子の一番は「学者・博士」その次が「野球選手」続いて「サッカー選手」でした。女の子の一番は「食べ物屋さん」二番目は「看護師さん」三番目は「保育園・幼稚園の先生」でした。
将来、どんな仕事に就きたいか。それは自分で決めたいよね。それを「職業選択の自由」と言います。この職業選択の自由は日本の憲法の22条に書かれていて、みんなが持っている権利です。
「憲法」はもう社会の授業で習ったよね。憲法は法律の親分みたいなもの。まず憲法があって、その憲法の範囲内、憲法に反しない範囲で、もうすこし細かいルールを作ろう、っていうのが「法律」です。
世界にはいろいろな国があります。職業選択の自由がない国もあります。例えばお医者さんになりたいと思っても「あなたは大工さんになるんです」、大工さんになりたくても「あなたはお医者さんになるんです」と他の人に職業を決められてしまう国もあります。職業選択の自由どころか、権力者を批判したら牢屋に入れられたり、死刑になったりする国もあります。
日本がそんな国になったらどうする?嫌だよね。そんなことにはならないように、日本には憲法があります。
 
「国家」が暴走しないように、つまり権力を持っている人、あれこれ決めることができる人たちが暴走して、自分たちに都合の良い法律を勝手に作り始めたりできないようにしているのが憲法です。
その最も大切なルールである憲法の中でも特に大事なもの。「三大原則」と言われるものがあります。
「国民主権」 1条
「基本的人権の尊重」 13条
「平和主義」 9条
国民主権というは日本国憲法の1条で定められています。1条、一番最初に書いてあるということにも、憲法を作った人たちの意思が感じられますね。
この国民主権というのは「政治的権力の源」は国民です、ということ。
だから一番大切なルール、憲法を変えることができるのは国民です。憲法改正ができるのは、国民投票で国民の過半数が賛成した場合のみ。これが国民主権ですね。
でも、憲法を変えるというとっても大切なことは「国民投票で決めよう」というのはいいとしても、何でもかんでも国民投票で決めるっていうのはちょっと大変ですよね。時間もお金もかかるし。
そこで憲法は国民投票で決めなきゃいけないけど、その下にある法律は、自分たちの中から代表者を選んで、その選ばれた人たち、数を絞った人たちで話し合っていろんなことを決めていこうということをやるのが「議員」であり話し合いの場が「議会」です。
国全体の予算、教育制度、外交などなど・・・国会
東京都の予算、警察、消防などなど・・・東京都議会
世田谷区の予算、区立小中学校、保育園をどうするか。お年寄りが安全に暮らしていくにはどうするかなどなど。皆さんの生活に一番近いところの様々なことを決めていくのが世田谷区議会です。
世田谷区の法である「条例」を決めたり、世田谷区民のお金「税金」の使い道を決めたりするのが、世田谷区議会の役割で、それを話し合っているのが世田谷区議会議員です。
世田谷区の「有権者」が世田谷区議会議員(区民の代表)と区長(区役所を動かしていく人)を別々に選挙で選んで、その人たちに「世田谷区をどういう街にしたいか考えさせ、話し合わせ、決めさせ、実行させる」仕組みになっています。
世田谷区の区議会議員は50人。この50人が、90万人の世田谷区民全体の代表(有権者は70万人)として仕事をしています。
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あまり硬い話にならないように気をつけ、子ども達にも発言してもらいながら、そんなお話をさせていただきました。子ども達、真剣に聞いてくれて、反応も上々。話してよかった!楽しかった!

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