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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2017-11-16

本日はラグビー元日本代表、小野澤宏時さんと多岐にわたる意見交換。「オノタケ式ボールゲーム」の楽しさも勉強に。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

本日は、ラグビー元日本代表で現在も現役のラグビー選手である小野澤宏時さんが来訪して下さいました。小野澤選手といえば、日本のラグビーファンでその名を知らない人はいないでしょう。桃野の中では小野澤選手は「日本ラグビー史上最高の11番」です。(あ、蛇足ですが桃野もこれまで主に11番のポジションを務めてきました)

小野澤選手がこれまで築き上げて来た実績を改めて確認すると、偉大な記録のオンパレードです。(以下、wikipedia参照)

・日本代表通算:81キャップ(日本歴代2位)、55トライ(世界歴代4位)
・ラグビーW杯に2003年、2007年、2011年と3度連続出場
(日本で唯一、ラグビーW杯3大会連続でトライを記録)

・2003-04シーズンより7シーズン連続で「トップリーグ、ベストフィフテーン」
・2007-08シーズン「トップリーグMVP」「マイクロソフトカップMVP」
・2009-10シーズン、2010-11シーズン、2シーズン連続で「トップリーグ最多トライゲッター」
・2011-12シーズン「トップリーグ特別賞(リーグ戦100試合出場達成)」

youtubeで探すと、こんな映像もありました。日本メディアでは「うなぎステップ」、海外メディアでは「rubber man(ラバーマン)」と呼ばれていましたね。体幹の強さ、バランス感覚の良さには目を見張ります。

さて本日、小野澤さんとはスポーツ振興、パラスポーツ振興、スポーツを通じた教育、トップアスリートのセカンドキャリアなどなど多岐にわたる意見交換をしていたのですが、中でも時間をかけてレクチャーしてもらったのが「オノタケ式ボールゲーム」について。

桃野もこれまで「ラグビーを通じた子ども達への教育、スポーツ振興」や「2019年ラグビーW杯日本開催に向けた気運醸成」などをテーマにタグラグビーの普及を世田谷区議会で取り上げてきました。タグラグビーも老若男女が楽しめる良いゲームですし、世田谷区立の小学校で一部授業に取り入れられる等されてきたのですが、その一方で、より多くの子ども達に楽しんでもらうための課題も見えてきました。

例えば小学校で授業に取り入れようとすると「先ずはタグラグビーを教えることができる先生が必要」「タグを腰につけるタグベルトの着脱が下級生にはやや時間がかかる」「子どもにとって前パス禁止は難しいプレーなので”楽しむ”までのスキル習得にやや時間を要する」などがあるんですよね。

そんな中、ある方から興味深い話を教えて頂きました。

・上記の課題を解決しながら「より多くの子ども達が楽しめるボールゲームを」と小野澤さんらが考案した「オノタケ式ボールゲーム」(タグラグビーの進化版?)というものがある。

・その「オノタケ式ボールゲーム」は町田市の教育委員会で既に正式採用が決定済み。2018年から町田市立全小学校の授業で導入される。

桃野、それなら是非詳細を知りたいと、人を介して小野澤さんとの面談の機会を作っていただきました。

オノタケ式ボールゲーム。お話を伺うと、これまでのタグラグビーで見えてきた指導者、用具、スペースなどの課題解決への取り組みだけではなく、「より良いコーチング」についても要素として取り入れられているように感じます。

・子ども自身が考えて動く
・コーチが「答え」を言わない
・ゲーム性を持たせる(プレーヤーが楽しさを実感できる)

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桃野は週末時々、区内の河川敷グランド等に、地域の子どもたちのスポーツをふらっと見に行くことがあります。その際に、小学校低学年ぐらいの小さな子どもに大人(コーチというのかな?)がプレーのミスを大声で怒鳴って叱責したり、体罰のように腕立て伏せをさせたりという場面を見ることもあるんですよね。そういう場面を見るたびに「そんなやり方でやってて子どもも大人も楽しいのかな」と疑問に思っていましたし、「スポーツの本来の姿とは遠いよな」と違和感を感じていましたので、小野澤さんのこのような考えには強く共感します。

ラグビー、タグラグビー、オノタケ式ボールゲームと、それぞれ違いはあれど「ボールを持って走る→守備をかわす→ゴールにたどり着く」という楽しさは共通。経験がある方にはわかると思うのですが、その楽しさは「人間が本能的に感じる原始的なもの」なのではないかと思えるような爽快感があります。

それぞれのゲームが、それぞれのケースに応じて、広く普及するといいな。桃野は、ラグビーの持つ力を信じているので。(ラグビーは人を社会を育てると思っています)一度、町田市にも視察に行かなければ。世田谷区議会でも今後色々と提案をしていきたい。足を運んで頂いた小野澤さん、そして面談の機会を作っていただいた方に感謝です。

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