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2017-09-22

虚偽答弁?責任逃れの嘘?区議会の本会議で、議員の一般質問に区の部長が「事実と異なる答弁」!これは大変なことです。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日のブログも、世田谷区議会本会議での桃野の一般質問より。今回の一般質問のテーマは以下の2つ。
1. 世田谷区の発達障がい支援について
2. DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者に対する区の対応について
1.の 「世田谷区の発達障がい支援について」は昨日のブログでご報告しました。今日は、2.「DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者に対する区の対応について」。こちらの質問については時間をかけて取り上げ、内容が多岐にわたるので、ブログは数回に分けてのご報告です。
先ずは、この「事件」についての概要を。
6月議会の一般質問でも取り上げた「大事件」なのですが、DVの被害に苦しんだ上、離婚、元夫に居場所を知られないように暮らしていた女性(Aさん)の住所を、区が加害者(元夫)の弁護士に開示してしまったという話。それも、Aさんは事前に「夫の弁護士が区役所に住所開示を求めてくるかもしれない。その際も開示しないで欲しい」と区役所で申し入れをしていたにも関わらず。
DV加害者とDV被害者の関係の中で「DV加害者の弁護士」にDV被害者の住所を開示したこと、これ自体がもちろん、大きな問題なのですが、桃野が「区は、なぜ開示してしまったのか」を調査していくと、先ず「DV被害者を守る様々なルールを、区が理解していないこと」の他にも「そもそも、区が当たり前にやるべき仕事ができていない」ということもわかってきました。
例えば、Aさんの申し出「夫の弁護士が区役所に住所開示を求めてくるかもしれない。その際も住所を開示しないで欲しい」については、どうやら「窓口の職員が聞いただけ。メモにも残さず、所管内ですら共有されなかった」ということがわかってきました。
そこで、6月議会の一般質問(前回の一般質問)にて、所管である「地域行政部長」に「DV被害者Aさんからの区への申し入れ「“加害者の弁護士が住所開示を求めに来るかもしれない。その際も開示しないで欲しい”は組織で共有していたのか」と質問したのですが、その際、部長は「共有していた」と明確に答弁をしています。
その際、桃野は「おかしいな。桃野の調査結果とは違うぞ・・・」と思い、その後も真相究明のために、様々な資料にあたるなどしていたのですが「やはり、共有はできていなかった」という確信は深まるばかり。
よって、今回の一般質問で改めて質問をしました。
すると、部長は「共有していなかった」と前言を撤回。えー、これって虚偽答弁!?責任逃れのために嘘をついたの?区議会の本会議で、議員からの質問に区側が事実と異なる答弁をする。これは、大変なことです。
しかも、「申し訳ありません」としながらも、謝罪の理由は「答弁で誤解を与えた」ということらしい。明らかに「事実と異なる」答弁なのに「誤解を与えた」って何?しかも「質問の仕方が悪いから、答弁が少しすれ違った」といった言い訳。部長は、自分には責任がないかのような態度に終始していました。
こういう場面、桃野は、これまで何度も経験していますが、役所ってとことん「無理筋」の答弁を押し通して、「自分は悪くない」「自分は決して間違ってない」と言い続けるんですよね。
区役所の部長が認めなくても、非は明らか。。。いちいち、こういう所で事実確認が遅々として進まないので、大きな問題を解決するのに膨大な時間がかかってしまいます。これは区民にとって大きなマイナスです。
前回の一般質問のやりとりをそのまま区議会の公式な会議録より抜粋。
【平成29年6月定例会-06月14日-02号】
◆二十五番(桃野よしふみ 議員)
支援措置の件を聞きます。(中略)あと、被害者の方が、相手方弁護士が来るかもしれない、その際も住所情報を渡さないでほしいと申し入れをしていますけれども、この申し入れは組織でちゃんと共有をしていたのか、もししていなかったとすればなぜなのか。
◎本橋 地域行政部長
桃野議員の再質問にお答えをいたします。(中略)それから、出張所で受けた相談内容を共有していたかという点でございます。これにつきましては、私どものほうの住民記録担当も共有しておりました。
■質問の様子は世田谷区議会のサイトよりご覧いただけます→こちら(45分20秒ほど早送りすると桃野質問部分です)
スクリーンショット 2017-09-21 20.03.47

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