区長会見でちょっとした「事件」発生。記者の皆さん「区長が報じて欲しいこと」だけでなく「区政の問題点」にも注目を!

2017.08.02

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

本日は、世田谷区長の定例記者会見。

区長の記者会見というのは、区長が「報じてもらいたい情報」をまず話すわけで、「自分の成果」を語ったり、「これからこういうことをやります!」という宣伝だったりという話に終始します。

これまで、桃野は議会で世田谷区政の問題点や、区長や区職員の不祥事などにを明らかにしてきましたが、そういう類の話を区長が自ら記者会見で説明することは皆無。

一方、記者の方も世田谷区政に常時張り付いているわけではありませんので「区政で起きた事件」を知る方は皆無。区長が語る内容について質問をし、区長が答えた内容をベースに記事にするということが繰り返されます。

「区によると、****とのことです」

「昨日、***と、区が明らかにしました」

という「担保付の間違いようのないニュース」が報道されるわけですね。

ところが、今日の記者会見でちょっとした「事件」が起きました。桃野は初めて見たな、区長と記者のああいうやりとりを。(厳密に言うと記者ではないのかな。質問されていた方は番組制作会社「*****」の「**」ですと名乗っていました)

質問されていたのは「区が、DV被害者の住所をDV加害者側の弁護士に開示してしまった」事件。やりとりの一部ですが、概ねこのようなものでした。

Q:弁護士の職務上の請求、加害者側弁護士に開示しないで欲しいとの本人の要望、どちらが優先か?

A(区長): 加害者側弁護士から「加害者には漏洩しない」という書面をもらって開示した。被害者からすれば、加害者に住所が伝わってしまうという危惧があるでしょうが、それは無いと伺っている。言ったとすれば重大な守秘義務違反。

Q:総務省は「弁護士が裁判で使うと請求してきた場合、裁判所に直接交付することが望ましい」と見解を示しているがなぜそうしなかったのか。

A(区長):裁判所に交付が可能だったのはその通り。加害者側弁護士とのやりとりで「急いでいる」とのことだったので、書面をとって交付した。

Q:区長は「情報は漏れていない」と言っているが、その後の加害者から被害者への手紙の中で漏れている可能性を示唆する内容がある。(区長は)なぜ漏れてないと言えるのか。

A:「(手紙などの)根拠を示していただけないとお答えできません!」(強い口調、やや質問者の発言にかぶせるように)

上記のやり取りは、一部抜粋ですし、話し言葉からわかりやすく文書を整理していますので、実際のやりとりについては以下リンクでご確認ください。

動画を見ていただければわかりますが、最後の質問に答えた後の区長「他にいかがでしょうか」って他の記者に呼びかけながら、仏頂面で締めくくってました。何をそんなにイラつく必要があるのでしょうね。

本件で言えばDVから逃れるため身を隠そうと支援措置を受けていたにも関わらず、区によって、相手側弁護士に住所を開示されてしまった。その住所がいつ加害者側に伝わってしまうかと怯えながら暮らしている。救済を求めても区長に全く無視されている。そんなDV被害者の不安感や恐怖心に思いを致せば、記者会見で突っ込まれたぐらいでイラつくことなどできないはずです。

桃野は議会でこの問題を取り上げてきましたが、区長には早々に誠意ある対応を求めます。

上記に該当する部分の動画はこちらをご覧ください

「you tube」でご覧頂けます。

記者会見全部をご覧になりたい方は、こちらでご確認ください→「区のHP、区長記者会見の動画」
(46分20秒から52分30秒ぐらいまでが該当の部分です)

■やりとり終了時(52分30秒のところ)の区長。視線の先には質問者が。

スクリーンショット 2017-08-02 22.08.36

 

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