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2017-05-26

一番難しいことは勝利の中から学ぶこと。自分たちがより良くなるために何をやらなければいけないか。それが大切。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日はラグビー界のスーパースター、リッチー・マコウ氏のチャリティイベントへ。
既にブログでご紹介しておりますが、日本大学スポーツ科学部三軒茶屋キャンパスを会場に行われた「チャリティスポーツシンポジウム in 世田谷(主催:Support Our Kids実行委員会)へ行ってきました。
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会場は、ほぼ満席の状態。
リッチー・マコウ氏に加えて、オリンピアン(伊藤華英さん、澤野大地さん)やパラリンピアン(三阪洋行さん)、サッカー元日本代表(秋田豊さん)、ラグビートップリーガー(小野晃征さん)を交えての車椅子ラグビーのデモンストレーション。
アスリートの皆さんによるディスカッション。
そして、リッチー・マコウ氏のトークショー(インタビューという方が合っているかな)。
車椅子ラグビーは、その迫力ある動きを楽しめましたし、その競技自体や取り組む選手を理解する上で大変参考になりました!そして彼らの語る言葉は、スポーツを通じて育まれたメンタリティや物事の見方、考え方など、聴いていて大変勉強になりました。会場は小学生、中学生、大学生が多かったので彼ら彼女らも良い経験になったのではないかな。
リッチー・マコウ氏といえば、常勝軍団オールブラックスを長年キャプテンとして率いてきた闘将として知られます。今日は「リーダーとはどうあるべきか」という話もたくさん聞くことができました。
曰く、負けることが許されないオールブラックスで戦うことは強いプレッシャーを感じること。最初はそのプレッシャーを「無い」と思おうとしていた。しかしそれは必ずしも良い方法では無いとわかった。プレッシャーはある。しかしそのプレッシャーに正々堂々と立ち向かい、ことを成し遂げた時に強い達成感を感じることができる。オールブラックスでプレーすることを辛いとか、疲れたとか、嫌だと思ったことはこれまで一度も無い。
(これまでの数少ない敗戦の中で何を学んだか)
負けたからといって全てが悪かったということでは無い。何が良く、何が悪かったのか。何をしなければいけなかったのか、何をしてはいけなかったのか。そこにフォーカスする。具体的な対策を立てること。オールブラックスが負けることは許されない。負けから学ぶことが大切。ただしオールブラックスにとって一番難しいことは勝利の中から学ぶこと。勝った後に何をやるか。自分たちがより良くなるために何をやらなければいけないか。
(ラグビー日本代表についてどう思いか)
2015年の日本VS南アフリカはチームとして観戦していた。正直に言って、その場にいた全員が日本を応援していた。素晴らしい試合だったと思う。しかし我々はすぐに気づいた。「これは我々にも起こりえることだ」と。下馬評の高いチームが低いチームに敗れるということは、いつでも起こり得ること。我々は絶対にその当事者にはなってはいけないのだと再認識する試合になった。
ニュージーランド国民の誇りであり、常に「負けが許されない」世界最強のオールブラックスにあって、既に伝説的な存在であるリッチー・マコウ氏。その言葉はひとつひとつ心に沁みました。やっぱりこの人、すごい!
そして、それだけでなく、子どもたち一人一人に笑顔で丁寧に接するその姿は、本当にカッコ良い!
■写真は2009年10月「ブレディスローカップ」での一枚
(後ろの大型ビジョンでカップを受け取っているのがリッチー・マコウ キャプテン)
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