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2017-04-24

今は昔の「家父長制度の名残」のような制度については、世田谷区議会として意見書を出すなどの行動を起こすべき。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみ
本日の区民生活常任委員会。
委員会の冒頭で「婚外子差別撤廃のための戸籍法改正の意見書提出に関する陳情」についての審査が行われました。
提出されていた陳情は「以下の2点について、戸籍法の改正を国に求める意見書を提出すること」
1)戸籍法第49条第2項第1号を削除し、出生届における、嫡出子、嫡出でない子の別の記載欄を廃止すること。
2)戸籍法第13条第4号及び5号を改正し、戸籍の実父母との続き柄及び養親との続き柄を廃止すること。なお、続き柄廃止に伴い性別を明らかにする場合は性別欄を設けること。
上記、1)2)は、かつて婚外子と婚内子における相続に差をつけていたことや、かつての家父長制的な家制度の中で家督相続の順序を決めていたことの名残などでしょう。
時代が変わり、多様な家族関係が一般的に受け入れられるようになっている(と思う)現在、これらは意味のない規定であるばかりか、「嫡出でない子」への差別的な対応とも思えるものです。
桃野は、本日の委員会で1)2)について賛同し、「意見書提出に賛成」という「趣旨採択」の判断をしました。
ちなみに他会派の判断は以下。
自民党:不採択
公明党:継続審査(世田谷区議会における継続審査は、実際には議論の棚上げを意味します)
無所属・世田谷行革110番(桃野の会派):趣旨採択
民進党・社民党:趣旨採択
共産党:趣旨採択
その他に「生活社ネットワーク」や「一人会派」も趣旨採択。
区民生活常任委員会は、委員長(公明)+9名で構成されていますが、趣旨採択が5名、不採択が3名、継続が1名の結果に。

意見が分かれたことから委員長が「継続審査」とすることを提案しましたが、桃野は「異議あり」と発言し「継続審査」とすることに対しての多数決を取ることになりましたが、これは挙手少数となり、本委員会で結論を出すことに。

多数決で「趣旨採択に賛成の議員の挙手」が多数。委員会としては「趣旨採択」の結果となりました。
この後、委員会で出した「趣旨採択」という結果は本会議に送られ、全議員による多数決により、実際に意見書提出となるかどうかが決まります。
委員会としての結論は趣旨採択となりましたが、本会議ではどう言った結果が出るのか。桃野は古くなってしまった家父長制度の名残のような差別的な制度については、世田谷区議会として意見書を出すなどの行動を起こすべきと考えていますが、まだまだ予断は許しません。
 

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