分散登校を決定→急遽中止という大混乱。世田谷区長は、混乱の責任は教育長にあると言いたいの?何、このツイート。

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

世田谷区の新型コロナ感染症対策。混乱が続いています。

子どもの居場所である新BOP(学童クラブ・BOP)について昨日の20時の発表では以下となっていました。

■新BOPにおける新型コロナウィルス感染症に関する対応について【4月3日20時更新】

・世田谷区内でも、感染者数が増加傾向になっている。

・新BOP(学童クラブ・BOP)の運営を継続してきたが、利用児童数が増え、限られた活動スペースの中で子ども同士の密集、密接を避けることが困難となってきている。

・感染拡大のリスクが高まり、それに対応した安全な運営をすることが困難であると判断し、学童クラブの運営も含めて新BOPの運営を休止いたします。

・ただし、下記の家庭については利用可能とします。

 医療従事者や社会の機能を維持するために就業を継続することが必要

 ひとり親家庭などで仕事を休むことが経済的に困難

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学童クラブが使えなくなると知って、必死に預かってもらえるところ(民間学童など)を探した方もいらっしゃるでしょう。

そんな中、今日の17時には区から以下の情報発信。

■新BOPにおける新型コロナウィルス感染症に関する対応について【4月4日17時更新】

・昨日(4月3日)、緊急メールで新BOPの休止についてお知らせししたが、学童クラブの取り扱いについて、以下のとおりお知らせする。

4月6日(月曜日)以降については、勤務先等との調整が間に合わず休むことができない場合に限り、学童クラブに登録しているお子さんを9時35分(特段の事情がある方は8時15分)からお預かりします。

・新BOP休止中も学童クラブ利用可能な家庭

 医療従事者や社会の機能を維持するために就業を継続することが必要(医療従事者以外の例)公共機関、販売(食品、医薬品等)、物流、通信等の仕事の方など

・ひとり親家庭などで仕事を休むことが経済的に困難

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小さな子どもを家に一人で置いておけないご家庭など、困っている方々が助かるのは良いことなのですが、なぜこうも施策がコロコロ変わるのか。「できない」と言っていたことが急に「できる」となるのはなぜか。

一つの施策で、区民にどういう影響が出るのかについて、区長や区幹部らで事前にしっかりとした議論ができていないのでは無いでしょうか。

そして区立小中学校の休校、学校再開に関する混乱についてなのでしょう。世田谷区長は昨日、こんなツイートもしています。「休み期間中の具体策を提示するよう教育委員会に指示しています」と言いつつも、何か「自分に寄せられる声には誤解がある」と言っています。

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ここで区長がいう誤解というのは何なのか判然としませんが、もしかして、今回の休校をめぐる混乱は自分のせいでは無いとでも言いたいのでしょうか。「教育長こそ責任者だ」と。

確かに教育委員会と区長では役割分担があるのは事実。

しかし、新型コロナ休校のこれまでの流れを見ると、区立小中学校の休校や再開を決める際、その決定に区長が大きく関与しているのは疑いようのない事実です。先の予算特別委員会の補充質疑の際、我々の会派の大庭議員が区立小中学校の休校について質問した際、答弁をしていたのは副区長でした。教育長は手も挙げないし、発言するそぶりなし。

その際、大庭議員は区長も全然答えようとしないので「区長答えないの?」と発言したり「(副区長は)どういう立場で答えているの?」と質問していましたが、答弁していた副区長は「危機管理対策本部の副本部長の立場として答えている」と言っていました。副区長が副本部長なら、間違いなく本部長は区長なのでしょう。

そして今の教育長は、昨年5月に就任したばかりで、就任前は区立小学校の校長を務めていた方。これまで行政経験が豊富というわけでもないのですから、普通に考えれば、新型コロナ関連の施策をリードしているのは区長>教育長とみて間違いないでしょう。

それなのに、分散登校の中止をめぐる大混乱に際し、何かその混乱の責任は教育長にあるかのように受け取れる区長の発信は、区役所組織を率いるリーダーの資質に欠けると言わざるを得ません。

 

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