校長が校舎内で常習的に喫煙、そしてそれを注意していた警備員に対し、必要な手続きもせずにクビにしてしまうなんて。

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

こちらも世田谷区立中学校で起きた事件。

質疑の様子は以下の動画でご確認ください。冒頭から9分40秒ぐらいまでが本ブログの内容です。

この事件が起きた学校を仮に世田谷区立A中学校とします。

先ず一つ目。

世田谷区教育委員会(区教委)はこの事件を把握しておきながら、これまで明らかにしていなかったのですが、A中学校の校長は学校内で常習的に喫煙していました。

もちろん、区立中学校の敷地内は全面禁煙。教職員、保護者や地域の方を問わず、何人たりとも喫煙できません。

ところが、学校関係者から区教委への情報提供で「校長が校内で日常的に喫煙をしている」ことが判明。

今回の桃野の質問に対する区教委の答弁によると、区教委は情報提供に基づき、校長から喫煙は事実であることを確認、校長に注意し、教員の人事権を有する都教委にも報告済みとのこと。

そして、校長への事実確認、注意の際には、情報提供者が誰であるかは伝わらないようにし、校長にも情報提供者は誰かということは追及しないように伝えたとも区教委は言っています。

一方で、A校長の校内喫煙を度々目撃し、校長本人に注意をしていた人物がいます。

それが、この学校の警備員(区の非常勤職員)。

その警備員は、これまで、その任用が一年ごとに継続され4年の勤務歴でしたが、今般突如彼のもとに「不採用通知」が届きました。つまり、来年度は任用しない(クビ)ということ。

それも、これまで毎年行われていた校長との面接もなくいきなりのことです。当然、来年度の任用を希望するかどうかも含めた手続きである校長との面接は、区の人事課が定める必須の手続き。

 

「これは、校長の仕返しではないか」との疑問が湧いても当然ですね。

警備員から、校内での喫煙をたびたび注意されたこともあり、もしや区に通報したのは警備員ではないかと校長が逆恨みしたのでは。

警備員は、突然の不採用通知に驚き、ご本人自ら学校職員課に「なぜ不採用なのか」と問い合わせたところ「校長から、あなたは口調が強い、との評価がついている」と言った旨の説明があったそうです。

口調が強いことで、低い評価をつけているということなのでしょうか。

 

警備員は、防災の面でも仕事を担っています。火事を起こす可能性もある「隠れての喫煙」には、注意深くもなるでしょう。何度も校内での喫煙を注意して、それでも改まらない校長に対しては、時に口調が強くなるのも当然ではないでしょうか。

そして、自分の勤務評定の評価者である校長に対しても怯まずに粘り強く注意するその勤務態度は、むしろ意欲的に仕事に取り組んでいると高い評価がついて然るべきなのではないかとも思います。

そして「校長が、私怨から不採用になるよう仕向けたのではないか」という疑念を深くするのは、何よりも今回に限って面接をせず、不採用にしたその過程です。

手続きにも瑕疵があり、評価の公正性にも疑いがあるような、今回の警備員の不採用については、無効にした上で、区教委、校長、警備員がしっかりと今後について話し合うべき。そして定められた手続きを経ずして、校長の一存で「来年度は雇いません、クビです」と不採用が決まってしまうような仕組みは改善しなければなりません。

こんないい加減なことをやっている校長、区教委には反省と改善が必要です。

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