区職員が歴史的な資料を素手でガサガサと。胸ポケットの中のものやネームプレートも資料を傷つけそう・・・。

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログも桃野の予算特別委員会の質疑から。

現在区が編纂中の「世田谷区史」の問題についてです。

これまで、区史編纂のために専門家に執筆いただいた資料が、著作権を無視して世田谷区のデジタルミュージアムに無断で掲載されていたなどの問題を取り上げてきました。

これについては、区が著作権侵害を認めて、当初デジタルミュージアムに掲載されていた多くのコンテンツが現在、一旦非公開となっています。

そして、今度は区職員による資料の杜撰な取り扱いが資料提供者や専門家の皆様から批判を受けているという話。

■質疑の様子はこちらでご覧ください。冒頭より11分52秒までの質疑が本ブログの内容となります。

先ずはデジタルミュージアムの著作権侵害。問題解決に向かって進んでいるとは言い難い現在の区の対応についてです。

区史編さんを担う世田谷区の政策経営部が、著作権侵害を受けた当事者と向き合わなければ、この問題が解決に向かうことは無いというのが桃野の考え。政経部としてこの問題に今後どう取り組むかと問いました。

それに対して政経部長の答弁は概ね以下内容。


各委員が執筆した執筆物については、著作権の譲渡や利用許諾を得て庁内各部で活用したり、区民に公表できる方向で整理したい。年度内にまとめて各委員の了承を得たい。


次回の専門部会の開催の際などに、私が著作権侵害の本人に会い、ご意見・ご意向を聞いて、引き続きお力になってもらえるかお願いしたい。


区史編纂は、令和7年度までに中世、近代、現代と6冊発行する大事業。実務の責任者として進行管理をしっかり担っていく。

そして、杜撰な資料の扱いについて。

区史編纂事業については「せたがや動画」でも「魅せます!せたがや「新たな『区史』編さん中!!~世田谷の歴史を後世へ~」のタイトルで動画が公開されています。

魅せます!せたがや「新たな『区史』編さん中!!~世田谷の歴史を後世へ~」】(世田谷区のサイト)

その中の一コマがこちら。区職員が、貴重かつ繊細な紙の資料をガサガサと。胸ポケットの中のものや胸からぶら下げたものが資料を気づけないかということについても見ていてヒヤヒヤします。

スクリーンショット 2020-02-21 20.39.27

これは、貴重な資料を区に提供してくださった方で、動画を観た方から桃野が直接ご意見を頂いた案件でもあります。

中世後半から近世(江戸時代前半)にかけてのご先祖様の情報提供、資料提供でご協力いただいた方が実際に、区の資料の取り扱いに不安を感じています。

しかも、区はこの件について既に「区長へのメール」などで「資料の扱いが杜撰ではないか」という趣旨で複数ご意見を頂いているよう。そして、そのご意見に「資料の扱いに問題はない」の見解で返信をしているとのこと。これは素人目から見ても不適切であることがわかります。

これについて政経部長からは以下の趣旨の答弁。


区職員の資料の扱いに問題があるのではないかと意見を頂いている。職員には、貴重な資料を傷つけることが無いよう、資料を扱う際はネームプレートを外したり、胸ポケットの中に物を入れないよう、周知した。


区長へのメールに対する返信は、不適切だった、改めるということが伝わらず反省する。


区の取り組みに不信感を持たれないよう、指摘された動画は編さん委員会の意見を聞き、休止を含めて判断する。

世田谷区の大事業であるにも関わらず、数々の問題を引き起こし、順調に進捗しているとは言い難い「世田谷区史編纂」ですが、区民の税金で、平成29年度の決算で約1700万円、平成30年度の決算で約1700万円、令和元年度の予算で約2500万円のお金が投じられています。

庁内各部署が連携して早期正常化に向けて取り組んでもらわなければなりません。

トップへ戻る