児童相談所が「虐待のおそれがあるとして在宅指導」している家庭が、突然転居し行方不明になってしまったら・・・・

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

特別区(23区)で、最初に児童相談所を開設する世田谷区。(2020年度に開設予定は世田谷区、江戸川区、荒川区の3区が児童相談所を開設予定です)

2020年の4月に開設ですから、いよいよ準備も最終段階に入ってきたという状況です。

来年4月までに、子どもの権利が保障される、そして何より子どもの生命、安全が守られる仕組みを世田谷区で作り上げていかなければなりません。

そんな中、今朝はこんなニュース。

児童相談所 在宅指導の子ども6人 所在不明 厚労省まとめ】(NHK)

・厚生労働省は、今年2月以降、全国の児童相談所が在宅で指導している家庭の子どもを対象に、緊急点検を行って所在や安全を確認。

・点検の対象となった3万4,000人あまりの子どものうち、これまでに面会などができず所在不明の子どもは6人。

・各地の児童相談所では、今回、所在や安全が確認できなかった子どもについて、警察に行方不明者届を出すことにしている。

こんなニュースです。

在宅指導というのは、身体的、心理的虐待のおそれがあり見守っている、という状態ですから、その子ども達が今どこでどうしているのか不明というのはとても心配なこと。状況が悪化し、子どもが今この瞬間にどこかで虐待を受けているかもしれません。

一方、児相の職員が定期的に訪問等していたとして、ある日、その家から突如家族がいなくなってしまったとすれば、果たしてその時、児童相談所は何ができるのでしょう。

児童相談所は、必要に応じて住民基本台帳の情報を見ることができますので、先ずは住民票から転居先を調べることができます。

しかし、住民票の届けもなく転居してしまう家族もいるということは大いに想像できますよね。その場合は、近隣の方や親戚等にどこへ行ってしまったのか尋ねるということもやるようです。

それでも行方がわからないということも。誰にも告げずに転居してしまった場合は、探すのは困難。児相から逃れるために行方をくらませるという例もあるでしょう。

そういう場合は、前述のニュースの中でも記載がありますが、警察に届けを出し「発見」を待つしかありません。

在宅指導をしている家族が行方不明にならないよう、該当の家族と児童相談所が常に良いコミュニケーションを維持していくというのも児相にとって大事な仕事ということなのでしょう。

世田谷区の児童相談所では、

児童福祉司と児童心理司を合わせて50名配置

弁護士を2名配置(非常勤もしくは委託)

警察官OBを2名配置(非常勤)

医師を2名配置(非常勤)する他に外部の医療機関と連携

など専門的な知識、経験を有した人材を確保し体制を構築する予定になっています。児童相談所には、こうした専門家の皆さんの力をフル活用し、子ども達の安全を守り抜くことが求められます。

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