国会で問題視されている「公文書」を不適切に廃棄してしまうという問題。世田谷区長も同じです。早急に改善を!

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログは、桃野の一般質問より。

「世田谷区の文書管理がずさんで、情報公開が阻まれていることについて」

桃野には、区職員から役所内でのハラスメントに関する相談が寄せられることがあります。

世田谷区役所の職員は、世田谷区民のためにしっかりと良い仕事をしてもらわなければなりません。当然、セクハラやパワハラが横行するような区役所であれば、改善をしていくのも世田谷区議会議員としての仕事の一つ。

桃野はこれまでも、セクハラやパワハラの相談が寄せられれば、その相談に真摯に対応したいとの思いを持って議員活動をしてきました。

例えば、昨年11月28日の一般質問で取り上げた件。

当時3年間を遡って、区職員が役所に行ったセクハラ・パワハラ相談について調べたところ、計42件の相談が寄せられていたことがわかりました。

一方、その間、区がセクハラ・パワハラを理由に服務監察(事実関係等を調べ、事実があれば懲戒処分等が行われる)を行った例は一つもありません。

桃野は「区長ら区幹部の、ハラスメントに対する感覚が、昨今の社会常識とかけ離れているからこうなるのでは?」と懸念を持ち、職員からの相談記録に関する文書について、情報開示請求。

もちろん、個人情報は非開示(黒塗り)になってしかるべきでしょう。しかし、どのようなハラスメント行為が行われているか(相談されているか)は、わかる形で情報が開示されるのだろうと思っていたのです。他自治体のことながら、狛江市長のセクハラ問題では、まさにそのような形で情報開示がされていました。

ところが世田谷区は、個人情報に係る部分のみならず、関連の文書を一切合切「全部非開示」としてしまったのです。これでは全く区役所内でのセクハラ・パワハラの状況がわかりません。

よって私は、この全部非開示という決定に対して不服審査を請求したのですが、世田谷区行政不服審査会の判断は、私の請求を棄却するというもの。

しかし審査会の中で、なぜ「一部非開示」(個人情報等は黒塗り)ではなく、「全部非開示」になってしまったかその理由が明らかになります。

審査会は「全部非開示」と判断を下した世田谷区長に対して、以下の意見を述べていました。

「相談員と相談者とのメールのやり取りの写しをそのまま相談記録として扱っているもの等があり、相談記録の様式が統一されていない。そのため、開示非開示の切り分けができず、部分的に開示することが困難である。今後、相談記録の様式が統一され、開示非開示の切り分けが容易にできるようになった場合には、相談者個人の特定に繋がらないようにすることが前提であるが、一部開示となる場合もある」

又、

「相談記録の保存・管理のルールが明確にされていないことから、相談案件が終了したものについては廃棄されているものがあり、公文書の管理の視点から見ると一部ずさんな扱いであると言わざるを得ない」

そして区に対して

「相談記録の書式を統一されるとともに、公文書の管理を徹底されたい」

と強く指摘をしています。

つまり、本来は開示されるべき情報も区の公文書管理がずさんだったり、文書が不適切に廃棄されたりしているが故、開示できなかったとしているのです。

当然、区長はこれらの指摘を受けとめ、反省をし、事務を改めるべき。

今回の答弁では、さすがに区側も「行政不服審査会からの指摘は大変重く受け止めている」としていました。

今は、相談記録の様式や保存期限等を定めて運用しているとも。

国政でも何度も同様の問題に批判が起きていますが、世田谷区長も世田谷区役所も同じ。

区民の大切な情報源である公文書の扱いがずさんであり、時に不適切に廃棄してしまう。

こうした事務を改善させるべく、桃野は引き続き議会から厳しく指摘を続けてまいります。

■質問の動画こちらからご覧ください。

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