みどり豊かである事は、住み心地の良さにつながる。住宅地に点在するかつての屋敷林を「みどり」として守り継ぐために。

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

今日のブログも決算特別委員会における桃野の質疑から。

10月9日(水)都市整備委員会所管分の質疑にて「みどりを守る取り組み」についても提言を行っています。

具体的には「保存樹木」や「保存樹林」を守り継いでいく施策について。

世田谷区には「みどり33」という達成すべき指標があります。

みどり豊かで住み心地の良い世田谷を作っていこうという施策で、「区制100周年(2032年)に区の面積の3分の1をみどりにします」としています。

みどり率は、緑が地表を覆う部分に公園区域・水面を加えた面積が地域全体に占める割合。

(緑とせず、”みどり”としているのは、水面なども含んでいるからだと以前、都市計画審議会で区側は答えていました)

平成28年度の調査で、世田谷区の「みどり率」は25.18%でした。これまで、みどり率は緩やかなダウントレンドとなっており、この数字を33%に持っていくには新たな施策の導入が欠かせません。

それも、どーんとみどりが増える施策というのは現在の世田谷の実情から考えれば、ちょっと想像しづらいですから、細かな施策の積み重ねが必要ということになるのでしょう。

ということで、保存樹木や保存樹林を守り継いでいこうという取り組み。

世田谷区は歴史的経緯から、住宅街にかつての屋敷林が点在している風景、は珍しくありません。

住宅地の中に点在するみどり。これは日々の暮らしの中で周囲に潤いを与えてくれますよね。

ところが、樹木も生き物ですから、季節の巡りに合わせて花が落ち、実が落ち、枯葉が落ち、と周辺住民の苦情の種になってしまう事例もあります。

自宅のガレージが、隣地からの落ち葉だらけになってしまうとなれば、迷惑を感じる方の気持ちも理解できます。

そんな状況であれば、所有者がまとまったみどりを守ろうと頑張っても、周囲との関係が悪化し、所有者がやがて木を切り、樹林を潰してマンションやアパートに、ということも。

一方、世田谷区ではみどりの基本条例で「保存樹木」や「保存樹林」「小樹林」を所有者の方の申し出に基づき指定し、樹木保存の援助等の支援を行っているのですが・・・

■保存樹木

・中・高木
地上1.5メートルの高さの幹周りが1.2メートル以上で、樹形の優れているもの

・低木
高さ、葉張りとも3メートル以上で、樹形の優れているもの

・つる性
枝葉の面積が30平方メートル以上あるもの

・並木
高さ4メートル以上の樹木が30メートル以上列植されているもの

■保存樹林地

・樹林地
樹木の集団、及び下草等が一体となって自然的環境を形成しているもので面積1,000平方メートル以上のもの

・小樹林地
保存樹林地として基準に満たない(面積1,000平方メートル未満)もので特に保護する必要があると認められたもの

に対して、区が支援する内容は日常的な手入れについては「3年に一度を原則として、枯れ枝、支障となる枝、不要な枝の除去」にとどまります。

つまり、保存樹木や樹林の維持は、そのほとんどが所有者任せ。

マンション、アパート等に替えることもせず、まとまったみどりを守ってくださっている方に対しては、日常の手入れ等について、もう少し予算を投入し(援助をし)、近隣トラブルを防止することも含めて区が施策を投じるべきではというのが桃野の今回の提言の趣旨です。

今回の質疑では、区側から新たな施策について積極的な答弁はありませんでしたが、区が掲げる「みどり33」の達成のためにもこうした施策の積み重ねが必要。

桃野は今後も提言を続けて参ります。

質疑の様子(動画)はこちらからご覧下さい。樹林地等の保全についての質疑は、最後に出てきます。

質問の様子(動画)は以下、世田谷区議会のサイトでもご覧頂けます。

15分58秒まで早送りすると桃野の質疑部分です。

世田谷区議会のサイト

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