ドキュメント「ニューヨーク公共図書館」。日本の図書館も自主自立の気風を!市民生活を支えているという熱い思いを!

世田谷区議会議員、桃野芳文です。

ある区民の方にお薦めされた映画を見てきました。

「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」

桃野はこれまで、区内の図書館で活動する団体が主催する勉強会に出席したり、他自治体の図書館を視察したりといった活動を通じ、政策立案を続けてきました。又、区民として頻繁に区立図書館を利用する一人でもあります。

世田谷区立図書館をもっと良いものに、もっと区民の皆さんに役立つ図書館に。これについて議論・検討を進めるのも世田谷区議会の大切な役割の一つです。

当然、世界で最も有名な図書館と言われるニューヨーク公共図書館で、どんなことが行われているのか知るのは、良い勉強になるに違いない。

と、そんな思いで映画を観てきたのですが非常に良かったです。この映画。

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ニューヨークの公共図書館と世田谷区立図書館では、全く規模は違いますし、その取り組みをそのまま世田谷区でもというのは無理があるのですが、それでも良いヒントはたくさんあります。

先ずは、ニューヨーク公共図書館の紹介をざっと。

ニューヨーク公共図書館は、あの有名なボザール様式の美しい本館を含め88の地域分館、4つの研究図書館で構成され、約6千万点の蔵書を誇る世界に冠たる公共図書館。運営予算は市からの支出6割、民間からの寄付4割で賄われ、市民に無料で開かれるオープンスペース。

これが図書館とは言っても、日本の図書館とは全く違うものでした。

まず、そこで働く人たちの自主自立の気風。

行政におんぶに抱っこ、言われたことをこなせばいいという雰囲気は一切ありません。日々の細かな業務内容から市民相手のイベント企画まで、スタッフが活発な議論を展開しながら決めていきます。

そして、ただ本を貸し出す、本を在庫するといった役割にとどまることを断固拒否する姿勢。

知的好奇心を満たそうとする市民に全力で応えようとするだけでなく、デジタルデバイドの問題(情報化社会に取り残されていく人々への対応)、人種差別の問題、子ども達の教育格差、ホームレス、言論の自由に対する不安などなど、地域の課題解決に図書館が積極的に関わっていきます。

どうすれば社会がよくなるのか。そこに自分達がどんな役割を果たして行けるのか。これを考え、行動する姿がそこにはありました。

そして、そうした取り組みのへの予算についても真剣。いかに持続性を保っていけるかということに知恵も汗も出します。決して「降りてくる予算の範囲で」などと考えない。どうすれば市民が図書館の活動に理解を示し、寄付をしてくれる存在になり得るのか。こうしたことも熱心に議論をし、その結果に基づき行動をしていきます。

行政、議会関係者のみならず、図書館が社会に必要だと考える多くの皆さんに見てもらいたい。そんな映画でした。

東京では渋谷での上映が今日で終了。吉祥寺ではまだ上映中です。もちろん、東京以外でも上映されていますので、是非多くの方に見ていただきたいな。

桃野、お薦めの映画です。

全国ロードショーの上映予定はこちらを参照下さい。

【ニューヨーク公共図書館 劇場情報】

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