ラッシュガード禁止。この校則が、ある生徒を苦しめることが明らかでも「そういう校則は無くす」と言わない世田谷区長。

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

本日のブログも予算特別委員会の質疑より。

昨日ブログでご報告した制服問題とあわせて、世田谷区立中学校の校則についても議会で取り上げてきました。

桃野が一貫して主張してきたのは、子ども達を過剰に縛る校則がなぜ、中学校で未だに定められ続けているのか、「ブラック校則」や「謎校則」は今すぐやめるべきということ。

世田谷区長は、自ら「教育ジャーナリスト」と名乗り、子どもの問題に関心があるように振舞っている割に、桃野がこの問題議会で取り上げても、全く具体的には動こうとしません。いったい彼の頭の中(教育に対する考え方)ってどうなっているんでしょうね。

例えばこちらのブログでもご報告していますが、世田谷区の区立中学校には意味不明の校則が未だにたくさんあるんです。

世田谷区から「ブラック校則」や「謎校則」を無くそう!前向きに動き出したように感じています

・靴下は白のみ、ベルトは黒のみ、髪留めは黒か紺など、身につけるものの色を厳しく限定する校則

・肌着は原則白、下着は白など生徒のプライバシーに踏み込む校則

・学年ごとに使えるトイレを一箇所のみ指定する校則

・防寒着としてセーターは良いがカーディガンはダメという校則

・夏服期間に寒いと感じ標準服のブレザーを着用しようとする際は先生の許可が必要とする校則

・「給食中は牛乳をしっかり飲む」という校則

などなど。

学校生活の中で、他の生徒に迷惑をかけないためのルール、安全配慮のためのルールが必要なのはわかります。でも、下着の色は白って何のためのルールなんでしょう。先生は違反かどうかどうやってチェックするの?

ということで桃野は「おかしな校則は無くしましょう」と議会で取り上げ、昨年の6月時点で区側の答弁は以下。

区長の答弁。

「教育委員会と校長会等が多文化共生やダイバーシティの方向に変化が迫られていることなど議論していただく」「教育委員会の独立性を尊重した上で、私からも意見を述べていきたい」

教育政策部長の答弁。

「性別による規定や身だしなみの制限について一定の基準を示す必要があると考えている」「(下着の色などの校則について)質問の趣旨については(学校に)しっかりと伝えて、早急に、どういう形で直すのかということについて検討する」

桃野はこれは来年度(この春)からは前に進みそうだ、良かった、と思っていたのですが・・・

進捗状況について確認した今年の2月の一般質問。

新年度からは時代にそぐわない、又性的マイノリティ含め人権への配慮を欠いた校則は無くなるのか。

又、先の答弁以降の区の具体的な取り組みについて、を問いました。

区側の答弁は概ね以下の内容。

・校則の見直しについては、今年度(平成30年度)、中学校校長会において、性別による規定や極端な身だしなみの制限等について、社会通念に照らした合理性や、地域・生徒の実態、保護者の考え方等を踏まえ、記載されている項目の必要性や表現の適切さ等について、次年度以降(平成31年度以降)の校則制定に向けて検討するよう、周知してきた。

・ 最終的には、中学校校長会で伝えた観点を基に、校長の権限において、生徒、保護者、地域等の理解や考え方、校風など、学校の特色を生かし、創意工夫ある定め方が重要であると考えている。

何でしょうこれ。昨年6月の区の答弁から後退している印象は否めません。「各学校には伝えた。あとは学校で考えさせる。以上」みたいな答弁ですね。

そこで、こちらもめげずに、この予算特別委員会で再度この校則問題を取り上げたのですが、区側の答弁は全くもって変わらず、いつまでにどういう校則が無くなるのか(変わるか)など、全く予定していないということが判明しました。

区長と教育長はダンマリ。質疑を横目に知らんぷり。

区長は「制服はスラックスもスカートも自由選択」と、メディアに報道されそうなことは勢い込んでやる一方で、その心はあまり真剣になぜこういう施策が必要なのか真剣には考えてないのでは。

例えば「ラッシュガードは禁止」の校則。

戸籍上は男性、心が女性という性的マイノリティの生徒にとって、水泳の授業の苦痛は相当のものでしょう。では女性用の水着を着るのかといえばそんな周囲から奇異の目で見られることはしたくないと考えてもそれは全くおかしくない。そもそも性自認を秘匿したいという考えであれば、それは尊重されるべきですし。

そこで「ラッシュガード着用OK」であれば、その生徒はどんなに楽か、ということなんです。

そこまで説明しても世田谷区長は「各校に校則で定めるべき範囲を基準として示す」とは言いません。ダンマリの世田谷区長も含めて区側の姿勢は以下動画でご確認ください。桃野は引き続き「ブラック校則・子どもを過剰に縛る校則は無くそう」に取り組んでまいります。

 

 

 

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