警察庁の調査より。児童買春の被害にあっているのは、怠けず学校に通い、非行や補導歴のない「普通の子」です。

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

今朝の東京新聞より。

児童買春被害の少女ら、初の調査 警察庁、授業サボらず補導歴なし

昨日(12/11)、都内で開かれた「子供の性被害防止セミナー」での報告。

昨年1年間に警視庁と大阪府警、愛知県警が摘発した事件の被害者194人(男児1人を含む)の生活実態を、警察庁が分析した結果は以下の内容。

・被害者の平均年齢は15.8歳。最年少は12歳。1人で複数の事件に関わっていた少女もいた。

・児童買春の相手となった18歳未満の少女らを対象にした実態調査では、中高生などの半数以上が授業をサボらずに学校に通っていた。

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学校生活について「怠学なし(怠けず)」と答えた被害者は57.7%で、「時々怠学(時々怠ける)」の20.9%を大きく上回るとの調査結果です。

・約7割は補導・非行歴なし。

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最多は「非行歴と補導歴いずれもなし」の70.6%。非行歴、補導歴いずれもあったのは7.2%。

被害者のうち「家族と同居」は92.8%だそうです。

事件に巻き込まれた主な理由は「遊興費など」が84.5%と大半。他には「好奇心」(1.0%)、「友人の誘い」(0.5%)など。一方で「生活費」(5.7%)、「学費」(2.6%)と、貧困と児童買春の相関関係をうかがわせる回答もありました。

この調査から読み取れるのは、一つには児童買春に巻き込まれる少女らの大半が「普通の子」「真面目な子」であるということ。学校にも普通に通っているし非行もない少女らであることから親や教師など周りの大人が、そのリスクに気づきにくいということはあるでしょう

スマートフォン、SNSなどを通じた手法により、児童買春の被害に至る経緯の中にあっても、周囲が気付きにくいという実情もあるかもしれません。つまり目が届きにくい。

親などが、犯罪に巻き込まれないように子どもを見守ることが十分にできない状況であれば、普段から子どもにインターネット内に潜むリスクを教えること、そして「おかしいな」「危険だな」「怖いな」と思ったらすぐに親など信頼できる大人に相談することの重要性を、子どもに理解させておかなければなりません。

もちろん、悪質なサイトへの接続を制限するフィルタリング機能の設定も。

子ども達は我々の社会の次代を担う大切な存在です。そして、その未熟さからリスクに気付かず犯罪に巻き込まれることもあるでしょう。子どもを性被害から守るのは、親を含め、周囲の大人の大切な役割ですから「うちの子どもは大丈夫」と油断せず、普段から最善の対策をとっておかなければなりません。

児童買春の被害にあうその大半は「普通の子」なのですから。

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