区報「せたがや」。区長のエッセイ(?)部分は「正確にわかりやすく伝える」ということから考え直した方がいい。

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

区のおしらせ「せたがや」。

いわゆる区報ですが、世田谷区の場合は月に2回発行され、新聞折込の他、区内公共施設や駅等で配布しています。

最新号は4月15日号。

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⬆︎こんな感じの紙面です。

一面の下部に、いつも区長が顔写真をつけて、エッセイのようなものを書いて掲載している部分があるのですが、4月15日号のそれは、何ともひどかった。。。

これ⬇︎

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これ読んで、何のことか、意味わかります!?

右側本文には、こんなことが書いています。

・平成29年度予算を、『多世代を支え、つなげる予算』として編成し、区議会で可決された。

・この1年で、区の人口は88万人から約1万人増えて89万人を超えた。

・子どもから高齢者まで、多世代にわたって人口が増えていることが特徴。

・子育て世帯と子どもの数も増えていて、「保育園増設と定員拡大」や「妊娠期からの子育て支援=世田谷版ネウボラ」を充実させる。

・地域に根ざした福祉の展開を、事業者や住民参加で進める。

・「高齢者の見守りの充実」「災害時のボランティア受入体制の整備」などを進める。

・「参加と協働」を合言葉に、区民とともに知恵や力を出して汗をかき、支えあう地域づくりを進める。

桃野は、区議会で色々と(ここに記載されているネウボラもその一つ)区の施策の課題を指摘をしてきましたけど、そんなことはお構いもなく、まずもって区長は自分の取り組みを自画自賛しているわけです。

ところが、その本文の左側に唐突に棒グラフ⬇︎

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あまりに唐突で、多くの区民の方々にとっては、頭の中が???となってしまうのではないかと思ってしまうのですが、このグラフが示すのは特別区債残高(赤い線=区の借金)と基金残高(青い線=区の貯金)の推移です。

借金が減って、貯金が増えているというアピールなのかな?

でも、グラフの右端を見て分かる通り、直近では借金が増え、貯金が増える流れに転換しています。

ちなみに先の予算特別委員会では、我々の会派が取り上げたテーマ「行政改革」に関連する質疑の中で、「来年度には区の借金が区の貯金を上回る」「このまま行くと世田谷区では、89億円/年間の財源不足に陥る」ということが明らかになっています。

つまり、区の財政は大変な課題を抱えている状況。

そこで、このグラフですから、唐突ですし、もし中身が読み取れたとしても、事実が正確に伝わらないと思うんですよね。

区長がいかにも「財政問題に取り組んで、事態を好転させました!」とアピール(だとしたらミスリードですが)しているようにも感じます。

「これは、ひどいなー」と思って、先ほど区の区報の担当課である広報広聴課の課長に「この紙面、一体どういう意味なの?」って聞いたら、帰ってきた答えは「区民の皆さんに、厳しい財政状況だということもお伝えする、という区長の指示」とか言ってましたけど、それ、言っていることとやっていることが違いすぎませんか。

区長と区の広報担当は、中身も、見せ方も含めて「正確にわかりやすく情報を伝える」ということから考え直した方がいい。

 

 

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