区長の社民党国会議員時代の秘書が昨年、世田谷区社会福祉協議会「日常生活支援センター長」に採用された件、続報。

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

世田谷区議会は、只今「予算特別委員会」の会期中。

桃野は、今日の「福祉保健領域」と明後日の「都市整備領域」で質疑をします。

今日は福祉保健領域。

メインで取り上げたのは、これまでも議会で取り上げてきた世田谷区社会福祉協議会の「日常生活支援センター」について。

本年度、来年度と世田谷区からそれぞれ約1,400万円/年の予算が付いていますが、これがちゃんと目論見通り機能しているのかというのが焦点です。

これまでも取り上げてきましたが、この日常生活支援センターのセンター長は、現・世田谷区長の社民党国会議員時代の秘書で、区長の私的な政治団体の事務局長でもあった40代なかばの男性。この男性が昨年、センター長として採用されたのは情実人事ではないかと議会で取り上げてきました。ちなみに採用時の(今も)社協の事務局長は、かつて現・区長の区長室長だった人です。

この男性がセンター長に採用されてから1年以上が経つが、現在、日常生活支援センターは目論見通りの機能しているのか。

先の本会議で一般質問で取り上げましたが、区の答弁は、「当初の目標としてきた事項については、一定程度は達成している」というものでした。

こういう答弁を聞くと「いかにも上手くいっている」ように聞こえなくもないですが、実態としては、そうではなくて、かなりスッタモンダし、多くの問題が起きているということを示す資料が出てきました。資料からは、これから一緒に仕事を進めるNPO(非営利法人)の方々が日常生活支援センター、もっというとセンター長に対して、強い批判、不信感などを持っていることも推察されます。

この資料というのは、NPOと日常生活支援センターが開催した会議の会議録(抄録)。NPOの方々からは、以下のような発言が相次いでいます。

・(NPOとの)連携と言いながら、NPOが社協の下請けになる構図が見える

・(センター長の説明は)組織論、形式論ばかりで中身が伝わらない

・社協職員がコーディネートして仕分けする形というが、それは大変な仕事、本当にできるのか

・社協と個々のNPOが線で繋がるだけでは連携ではない。現状ではそのようにしか見えない社協からあぶれてたものがNPOに流れてくる印象。連携に参加するメリット提示が必要だが説明不足。

・(センター長には)大事な視点が落ちている。会議冒頭に説明された前提情報は口頭ではなく文書にすべき。これだけの人間を動かすには足りなさすぎる。

などなど。

結果、当初進めていた協議会(日常生活支援センターが事務局となってNPO10〜15団体で発足する計画だったよう)の発足は10ヶ月も後ろ倒しになり、日常生活支援センターの仕事は「できるところからやりましょう」などと非常に曖昧な形でスタートしてしまいました。

税金を使って事業が行われているにもかかわらずです・・・

世田谷区社会福祉協議会の事務局長、日常生活支援センター長、ともにNPOの皆さんの思いを受け止めず、自分たちの思い込みでことを進めた結果、(税金を使って行う事業なのに)大幅な進捗遅れを招いている、といった状況のように見えます。

しかも、この状況で世田谷区は、先の本会議で、桃野がこの問題を取り上げた際「うまく行っている」かのような答弁。ここに、世田谷区と外郭団体の関係に見る構造的な問題があるように思います。

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